「桜って綺麗だよなぁ」、毎年、そう思って眺めていましたが、
今年は、見るだけでなく、背中を押された春になりました。
小さい頃は、受験や卒業シーズンに桜を用いた表現を聞くと、
なぜ梅でないのだろうと思っていました。「梅だって、綺麗に咲いているのに」と。
でも、年度が代わる時、本当に別れから新生活となる時に咲くのは、やはり桜。
私も今回、別れを迎えた一人。
その柔らかく温かな姿に励まされ、桜の存在感に改めて気づかされました。
2年間担当していた、「news every.」をこの春で卒業。
アナウンス部というのは特殊で、
同じ部署にいながら、仕事で一緒にならないと全く会わない人もいます。
その中で出演者、スタッフと週5日顔を合わせた「every.」
番組の雰囲気も含めて、私にとって"実家"のような番組でした。
2019年3月29日、自分にとっての最後の放送を終え、
「もうこの家を出なければ」と、そう感じました。
この4月からは、担当番組が変わって、私も新生活。
電気・ガスを通して、ベッドを運んで、テレビを置いて、
そんなところから始めることになると思いますが、
支えて下さった方、優しく咲いていた桜を思い出しながら、
頑張っていきたいと思います。
※写真は、最後の放送前に。コーナーの相方である寺田さんとの一枚です。