「マスターズ甲子園」
24年前の夏、私は甲子園のマウンドにいました。横浜高校との延長17回の死闘はありがたいことに今でもテレビで取り上げられたりもします。
アナウンサーになってからも、高校野球を見ながら球児達の輝く青春に懐かしく、また羨ましい気持ちでもありました。
「今、甲子園のマウンドに立ったらどんな気持ちになるのだろう」
数年前からそんなことを思うようになり、
「だったらもう1度甲子園を目指してみよう!」
今年、マスターズ甲子園に初めて挑戦することにしました。
マスターズ甲子園とは元高校球児達が世代を超えてOBチームを結成し、
各都道府県で予選を行い、優勝すると1試合甲子園でプレーできるというものです。
去年、1953年に甲子園に出場した方が68年ぶり、86歳で再び甲子園の土を踏んだというエピソードもあります。
24年ぶりにPL学園のユニフォームに袖を通した時には、高校時代に感じた伝統の重みや高揚感、
このユニフォームで負ける訳にはいかないという責任感が蘇ってきました。
1回戦では1イニングを無失点に抑え、打っては3塁打にタイムリーヒットと高校時代よりも活躍できました(笑)
体は思うように動かなくても、普段プロ野球中継を担当しているので、
プレーを見たり、取材で選手から打ち方、投げ方のポイントを聞いていたので頭の中のイメージは完璧で、
投げる時は菅野投手、打つ時は岡本選手になりきってプレーしたらうまくいきました(笑)
決勝まで進みましたが、私はシューイチの生放送があり出場できず、試合も負けてしまい甲子園にはあと1歩届きませんでした。
ただ私も含めて皆さん懸命に白球を追いかけ、ヒットを打ったらガッツポーズ。高校時代に戻ったかのようなキラキラした表情。
おじさんたちの青春も密でした!
読売テレビの平松アナウンサーと!