4月20日 「初めての田植え&稲刈り」 延友 陽子

去年、人生初の「田植えと稲刈り」に挑戦しました。
事の発端は、あるコンテストの賞品として、主人がお米1年分を当てたこと。

「わ~、お米が1年分も~♪助かる~!!」と、喜ぶ私。
「それでいつ頃、届くの??」と訊ねると...、
「違うよ、これから田植えに行くんだよ」と、主人。

獲得したのは何と、「棚田オーナーの権利」で、
田植えと稲刈りに参加し、米作りを体験。
収穫後に、1年分のお米が届くというものでした。

大変ありがたいお話でしたが、果たして、
私の体力でもやり遂げる事ができるのか...?
はじめは、ちょっと「及び腰」でした。

しかし、やる気満々の主人から、
「日本人として、一度はお米作りを体験しておいた方が良い」と
励まされ、米どころ・新潟へ向かうことに。

晴れ渡る空の下、田んぼにはアメンボが泳ぎ、
のどかで自然豊かな風景が広がっています。

土に一歩足を踏み入れると...、ぬるっと包み込まれ、不思議な感覚!
それが、ものすごく癒されるのです。
小さな苗を規則正しく植えて行き、棚田を埋め尽くせば、大きな達成感が...!

9月、実りの秋に再び田んぼを訪れた私たちは、目の前の景色に感動。
黄金の稲穂が風に揺れ、まるで印象派の絵のような光景...!
小さかった苗は、見事に生長し、頭を垂れていました。

それを丁寧に鎌で刈り取り、1束1束、棒にかけ、天日に干します。
こうすると、お米の旨みがぎゅっと凝縮され、美味しくなるのです。

そして10月、待ちに待った手作りのお米が、我が家に到着しました。
土鍋で炊いてみると...、ぴかぴかに輝いて、
口いっぱいに幸せな味が広がりました。

日本人の原点に触れる、貴重な体験をさせて頂き、
農家の皆さんや自然の恵みに感謝しています☆