ようやくうだるような暑さも和らぎ、
夏も終わりに向かっていると感じる、今日この頃。
テレビ局にいると、8月は
お盆休みや連休といったカレンダー上のお休みとは
関係ないスケジュールでの勤務になるのですが(の場合が多い)・・・
毎年この時期に、
「夏らしいことしてないな・・・」と必ず思うのです。
今年こそ、今年こそ!と呪文のように自分に語りかけ、
やっぱり今年も何もない、というのが恒例でした。
4年前、祖母が仕立ててくれた浴衣も、
一度も袖を通すことなくタンスの中で冬眠ならぬ夏眠?中だし、
休日は海や川でレジャーするより、体を休めたい・・・
いや、令和元年のことしこそ絶対に何か「夏の思い出」をと
堅く心に誓った8月初旬。
ということで8月10日
静岡・袋井で行われた花火大会に行ってきました。
東京からおよそ2時間。
袋井に近付くと
車窓の景色も、空を遮る高層ビルが減ってきて、
都会の喧噪から離れた、穏やかな空気に包まれる感覚。
最寄り駅から会場へ向かう道中は
あかね色の夕焼けが見渡す限り広がっていて
暑さも忘れるほどの美しさでした。
そして辺りが暗くなるころに始まった花火大会。
通りすがりのカメラマンと思しき男性に、
池に反射する花火を見られる絶景スポットを教えてもらい、
レジャーシートに寝そべって。
右手にビール。左手にりんご飴。
最初の一発が上がった瞬間、
「あ~日本の夏だ」という幸福感で胸がいっぱいに。
東京出身の私が知っている花火大会は、
ビルの隙間から夜空に咲く大輪の花の「断片を見る」もの
でしたが、
袋井の花火大会は
視界に収まりきらないほどの輝きと、きらめき。
思わず手を伸ばしたくなる大きさと迫力。
大輪の花が咲き誇る夜空・・・
花火大会の概念が大きく変わる、そんな経験でした。
8月が終わればラグビーワールドカップ、
杜の都駅伝、ゴルフ中継、高校サッカー、箱根駅伝と
いつの間にか「年末モード」に突入する日テレアナウンス部。
今年はこの夏の思い出で
例年以上に年末まで走りきるエネルギーをため込めた気がしています。
みなさんの夏の思い出は、
なんですか??