赤毛に真っ赤なワンピース、
胸元にはロケットペンダント。
こんな小さな女の子でも、
ミュージカルのスターになれるんだ。
鮮烈な"観劇デビュー"だった。
17年前、両親に連れられて、初めてミュージカルを見に行った。
それまで映画でしかミュージカルを見たことがなかった私にとって、
キラキラしたその世界は、どこか遠い存在にすら思えていた。
それが、目の前で自分と同じくらいの歳の子が、
堂々たる歌声と力強い演技で、客席を魅了している。
その姿に衝撃を受けた当時6歳の私は、
密かにこんな決意をしたのだった。
私もミュージカルをやりたい!
いや、やるんだ!
実際、学校の部活動という形でしか実現することは出来なかったが、
それでも、ミュージカルの面白さや楽しさに触れ、もっともっとミュージカルを
好きになった。
そんな大のミュージカル好きの私に、
先日、嬉しい出来事が。
思い出の作品、丸美屋食品ミュージカル「アニー」の特番ロケの仕事が
巡ってきたのだ。
これから放送予定の為、
詳細についてあまり触れることはできないが、内容は、私がアニーOGを訪ね、
アニーの思い出を語ってもらうというもの。
訪ねたのは、女優・山下結穂さん。
1996年のアニー役を務め、
現在も演技の仕事を続けられている。
山下さんの弾けるような笑顔と、内側から溢れるエネルギーは、
私が17年前に見た"アニー"そのものだった。
最後には、代表曲「トゥモロー」をデュエットさせてもらい、感無量。
本当に、夢のような時間だった。
(今年のアニーのお二人と。)
(4/21から新国立劇場にて上演です!是非劇場にも足を運んでみてはいかがでしょうか。)