3月29日 佐藤 真知子

赤毛に真っ赤なワンピース、
胸元にはロケットペンダント。


こんな小さな女の子でも、
ミュージカルのスターになれるんだ。


鮮烈な"観劇デビュー"だった。


17年前、両親に連れられて、初めてミュージカルを見に行った。


それまで映画でしかミュージカルを見たことがなかった私にとって、
キラキラしたその世界は、どこか遠い存在にすら思えていた。


それが、目の前で自分と同じくらいの歳の子が、
堂々たる歌声と力強い演技で、客席を魅了している。


その姿に衝撃を受けた当時6歳の私は、
密かにこんな決意をしたのだった。


私もミュージカルをやりたい!
いや、やるんだ!


実際、学校の部活動という形でしか実現することは出来なかったが、
それでも、ミュージカルの面白さや楽しさに触れ、もっともっとミュージカルを
好きになった。


そんな大のミュージカル好きの私に、
先日、嬉しい出来事が。


思い出の作品、丸美屋食品ミュージカル「アニー」の特番ロケの仕事が
巡ってきたのだ。


これから放送予定の為、
詳細についてあまり触れることはできないが、内容は、私がアニーOGを訪ね、
アニーの思い出を語ってもらうというもの。


訪ねたのは、女優・山下結穂さん。


1996年のアニー役を務め、
現在も演技の仕事を続けられている。

山下さんの弾けるような笑顔と、内側から溢れるエネルギーは、
私が17年前に見た"アニー"そのものだった。


最後には、代表曲「トゥモロー」をデュエットさせてもらい、感無量。


本当に、夢のような時間だった。



(今年のアニーのお二人と。)



(4/21から新国立劇場にて上演です!是非劇場にも足を運んでみてはいかがでしょうか。)