「誰ひとり取り残さず、全国民“みんな”を主役にできる番組を作る日本テレビで、
その一員として携われることに、大きな喜びと責任を感じております。」
入社式で挨拶をしてからあっという間に1年が経ち、この春で2年目になりました。
夏のお披露目、10月の番組デビュー、年始の箱根駅伝…
これまでの人生で一番目紛しく、華やかで、泥臭い、必死で駆け抜けた1年でした。
現在担当している朝の情報番組「ZIP!」では、SHOWBIZコーナーを担当しています。
第一線で輝く方々にインタビューをさせてもらうのですが、自分にはなかった価値観を知り、毎回インタビューを終えるたびに世界が広がった感覚があります。
とはいえ、初対面の方から話を聞くというのは想像以上に難しく、半年経った今でも「慣れ」はもちろんありません。
質問の流ればかりを頭に入れすぎると相手の話が頭に入ってこず、話に連続性が生まれない。逆質問してくださった時に、上手く返せなかった。などなど、反省は尽きません。
ただ、半年間やってみて多くの「気づき」がありました。
上手くやろうとしないこと、これは自分の中でも特に心がけていることです。
「自分とは違う世界を生きている凄い人」にお話を聞くので、毎回自分なんかが何を聞けばいいのか…という感覚に襲われながらも、
相手に失礼のない範囲で素朴な質問をぶつけてみることにしました。
どんなに背伸びをしても相手にはお見通しなので、不勉強であることを認めることで新たな発見があったりします。
そんな時に何気なく話してくださった一言に、その方の素敵な素顔が垣間見えたとき、インタビューの面白さを心から実感します。
視聴者の方から感想をいただけた時は、本当に嬉しく、やりがいも感じることができます。
まだまだ未熟なインタビュアーではありますが、少しずつ、インタビューを等身大で楽しめるようになりました。
取材を受けてくださる方々、それをテレビで見て楽しんでくださる方々、
支えてくださる身の回りの方々、“みんな”の大切さを改めて実感したアナウンサー1年目。
これからも、“みんな”に恩返しができるよう、アナウンサーとして一歩ずつ成長していきます。