1月10日 「餅つき」 小熊美香

皆様、明けましておめでとうございます!!
2014年、第一回のラ・レター担当ということで、
妙な緊張感と高揚感を覚えています...本年もどうぞ宜しくお願いします!

さて、皆さんはどんな年末年始を過ごされましたか?
私は年末に家族や知人と餅つきをしました。

餅つきをする意味は様々なものがありますが、
先日お寺の住職さんに言われて印象に残ったのが、「結びつき」について。
つく前の米は一粒一粒バラバラだけど、蒸してつくと、大きく膨らんで、
一つのまとまりになる。
家族や大切な人との結びつきを願い、
子孫の繁栄のためにも餅つきは大切な行事なんですよ、と。
なるほど!年末の餅つきは単なるお正月のお餅の準備ではないんだと、
恥ずかしながらこの歳になって初めて知りました。

セイロで蒸したもち米の匂いは何とも言えない幸せの香り。
湯気に顔を近付け、すーっと吸い込んで、ニヤリ。
その後、蒸したて熱々のもち米を、つまみ食いしてまたニヤリ。
そしていよいよ年季の入った臼と杵でついていきます。

まずは粒がなくなるまでもち米を杵で練る(つぶす)のですがこれが大変!
ぺったんぺったん、つくだけのイメージが強かった餅つきですが、
この練る作業が実はとても重要なんですね。
杵はずっしり重く、腕力・体力・根気が足りない私は杵の重みに体が振られる始末...(笑)
臼の中の餅を返す返し手さんは、リズム感のない私のつき方にヒヤヒヤしたことと思います...
粒がなくなったつきたての餅は、きめ細かく、ハリと艶があって美しい!
まさに「もち肌」の由来そのものです!

つきたて熱々を、女性たちが手際よく丸め、子供達や男性陣が口へ運ぶ。
そんな光景も、また幸せを感じる瞬間でした。

2014年も、人との結びつきを大切に。
餅のように粘り強く、伸びる1年にしたいと思います。
(写真コメント:う~ん!想像以上に難しい!!)