1月1日 杉上 佐智枝

新年あけましておめでとうございます!
皆様、よい年明けをお迎えでしょうか。
 
といっても、アナウンス部としては、明日は箱根駅伝往路。
高校サッカーも2回戦を控え、張りつめた空気。
一方で、今月末から2回目の産休に入らせて頂く私...。
私事で恐縮ですが、今年は家族が増える、特別な年です。
 
さて、お正月の楽しみといえば、おせち。
我が家では、母がずっと手作りを続けています。
私が毎年楽しみにしている年末の習慣が、「くわいの皮を剥くこと」。
今年も終わりか~また会えたね~と、旧友に再会できた気分(笑)
 
大きな芽が出ることから、縁起物としておせちを彩る根菜。
独特のえぐみも、また良し。
葛飾北斎が90近くまで生きたのは、くわいを毎日食べていたからだ、という説もあるらしい...。
 
そのくわい、漢字では「慈姑」と書くんですね。
ひとつの根に、たくさんの子がつくその姿が、
子どもを慈しみつつ哺乳する母(姑)の姿のように見えることから、だそうです。
  
アナウンス部HPの「今年の一文字」コーナーで、私が選んだ2015年の一字が、「慈」。
 
上の子が生まれて以降、自分の興味や問題意識、休日の過ごし方等、人生ががらりと変わりました。
数多くの優しさに支えられていることに改めて気づいた期間でもありました。
 
周りの親しい人、職場の同僚などはもちろん、
ベビーカーを運んでくれる方、ドアを押さえてくれる方・・・
「社会に生かされている」ことを強く感じ、これからの人生は、恩返しの人生だと心に決めています。
 
大好きな絵本のフレーズに、
「こどもがしあわせなときは みんながしあわせなときだから」
というのがあります。
 
いずれ、子どもの幸せをお手伝いする仕事に関わりたいという夢もできました。
 
そのためには、「優しさ」からさらに一歩進んだ「慈愛の心」を身に着けたいと思ったのが、2015年の目標です。
 
「慈」という字を辞書で引くと、慈しむ、恵み深いなどの意味に続き、
《母のこと、家慈》という記述があります。
 
2児の母となり、ご恩返しできるパワーをチャージして戻ってこられるよう、精進します。
「PON」を観てくださった皆様、ご支援くださったすべての方に、心から、ありがとうございました。
 
皆々様にとりまして、素晴らしい2015年になりますように。

                                                   杉上 佐智枝