楽しみな大会が近づいている。7月7日に行われる、プロレスリング・ノア有明コロシアム大会だ。今回のリレーエッセイは、日本テレビアナウンス部プロレス班(通称NAP)が総力を挙げて中継する「7・7有明コロシアム大会」の魅力を、ご紹介!!
有明コロシアムは、プロレスリング・ノアの聖地「ディファ有明」の向かいにある大型競技施設であり、ファンは親しみを込めて「有コロ」と呼ぶ。開閉式の大型屋根が特徴的だが、プロレス開催時には、閉じた状態で使用される。その為、激闘の中で発生した音が、広い会場内に爆音となって響き渡る。「有明テニスの森」に立地しているように、本来はテニス用会場だ。収容能力は1万人規模と大きいが、階段状の客席につけられた角度が絶妙で、どの席からでも見やすいのが嬉しい。
かつて2002年4月のノア有明コロシアム大会に、新日本プロレスの中西学選手が参戦したことがあった。中西選手の得意技の一つに、「マッケンロー」という技がある。これは、立った状態の相手のふくらはぎを、後ろから腕で振り払う技なのだが、中西選手は、この「マッケンロー」を、何と有明コロシアムで放ったのだ。正に、「有明テニスの森に、マッケンロー!」と叫ぶべき、歴史的な出来事であった。
来る有明コロシアム大会は、7月7日の七夕の夜に行われる。つまり、選手は「天の川の対岸」ならぬ、「緑のマットの対角線」に立つわけだ。白熱した戦いが予想される七夕決戦。リング内は勿論、場外戦も激化するだろう。正に、「短冊」ならぬ、「鉄柵」が鍵となるかもしれない。七夕の夜は、「笹舟」ならぬ、「方舟」の熱戦に注目だ。七夕の夜、勝利の女神が微笑み、願いが叶うのは、果たして。
選手が命がけで繰り広げる熱戦に、私もアナウンサー生命をかけたい。
プロレスリング・ノア 7・7有明コロシアム大会
日テレG+放送日時
2013年7月12日(金) 17時30分~21時30分(録画放送)