12月20日 村山 喜彦

12月も残りあとわずか、このメルマガが発行されるのは12月20日・・・、
という事は・・・、いよいよ箱根駅伝まであと13日となりました。
私を含め担当アナウンサーも本番に向け最後の追い込み中です。三冠か、連覇か、前回を上回る久しぶりの優勝か(日体大は30年ぶりの優勝)、それとも初優勝か、シード権の行方は、記録の更新は・・・。
各大学を手分けして監督や選手への取材、積み重ねられた膨大な量のデータと格闘しながらの資料作りと、それでなくても忙しない年の瀬に日々バタついております・・。

入社以来携わってきた箱根駅伝中継、箱根の歴史に比べれば「たったの」20数回ですが、これまで幾多のドラマを目の当たりにしてきました。

①首位快走から一転、2区最終盤でフラフラになってしまった大ブレーキ。
②2年前のブレーキを払拭する1区区間新記録。
③東京オリンピック以来32年ぶりの総合優勝、最多優勝記録更新。
④1年生の5区快走で大逆転わずか13秒差の往路優勝、復路は首位を譲らず大会2連覇。
⑤33回目の出場で初の往路優勝。復路7区逆転で平成初の総合4連覇達成。
⑥5区で5人抜き往路優勝(翌年「山の神」といわれる)。
往路6位から9区で大逆転、史上14校目の総合優勝。

私が実況した箱根で心に残っているシーンをいくつかあげてみました。
何回大会の何大学(選手)か、覚えていますか?

おそらく今回も私達の想像をはるかに超える新たな伝説が誕生するはずです。
大正9年(1920年)に始まり、迎える今回は90回の記念大会。
23校出場、230人の学生達が果たしてどんなドラマを見せてくれるのでしょうか、
往復14時間以上の中継になりますが、ぜひご覧下さい。

【答え】①67回早稲田大・櫛部選手②69回早稲田大・櫛部選手③72回中央大
④74回神奈川大・勝間選手⑤81回往路優勝東海大、総合優勝駒沢大
⑥82回順天堂大今井選手、総合優勝亜細亜大