アナウンサーとして、スタジオでのプレゼンテーションや
中継先での話しことばを考えること、
自身の経験をこのページやSNSでエッセイに綴ることはあっても
「記事」を書く経験はこれまであまり多くありませんでした。
私にとって新たなチャレンジ…
「取材」をして、「記事」を書いてみる。
やってみるとさまざまな発見がありました。
ことし1月「すい臓がん」と診断され、手術していたことを公表した
菅谷大介アナウンサー。
病名を告知された時の心境やこれまでの治療、
そしてこの経験を“伝える”ことへの思いをインタビューし、
日テレニュースサイトで、記事の執筆をしました。
対面でインタビューしたのは1時間半ほど。
事前に考えていた質問だけでなく
「がん」に関して詳しくない私自身
知らなかったこと、気になったこと、考えるべきことなど聞き、
『がん≠高齢でなる病気』だということや、
闘病しながら働くロールモデルが少ないことへの気づきを共有し、
職場の仲間としてできることを考えました。
今回の取材のなかにも
『働く』ことへの考え方、これから求められる多様な働き方の
ヒントもたくさん散りばめられていたと感じています。
正しい情報を伝え、その場の雰囲気や熱量を伝える文章を書く。
これからもアナウンサーとして取材対象者からの思いを聞き、
その伝える術も磨き増やしていきたい、そう思える経験になりました。