「目指すはプロ野球、開幕戦実況!安藤翔です!」
これが、私の新人時代のキャッチフレーズです。
東京ドームでプロ野球実況をすることを志し、日本テレビに入社。
2012年6月、ZIP!でお披露目を迎えた際に声高に叫びました。
あれから9年、2021年4月3日。
初めてプロ野球の地上波実況を担当しました。
野球中継を観て、アナウンサーになる夢をもった小学生の頃。
テレビから聞こえる、胸躍るフレーズがありました。
それは「東京ドームです」という一言。
大阪に住み、プロ野球選手に憧れて、少年野球をしていた幼少期。
この言葉を聞くと、遠く離れた東京ドームが近くに感じるとともに、
プロ野球だ!いつかここに行きたい!と、
東京ドームへの憧れが強くなりました。
ひとつの夢が叶った日。
中継の第一声は、幼少期に憧れた、その一言。
何気ない、ただ場所を言うだけなのですが、
私にとっては特別な言葉でした。
今年入社10年目。
節目の年次を迎え、最初の実況がプロ野球の地上波デビュー。
新人の時の目標に向けて、新たなスタートを切りました。
あれができたはず、この一言をあの場面で言えればなどなど、
反省点や課題は尽きませんが、
1試合1試合、これからも丁寧に試合を伝えていきます。
次の節目、入社20年目の時には、入社時の目標を叶えていたい。
気持ち新たに、2ケタの社会人生活を歩み始めます。
実況を終えたばかりで、疲労感がぬぐいきれません…。