news every.の最後の9秒間、19時以降の番組PRなどをする時間。チームnews every.はこの時間を「魂の9秒」と呼んでおります。私は今年4月からnews every.を担当していますが、初めて「魂の9秒」という言葉を聞いた時、何故そう呼ぶのか不思議でしたが、今ではそれ以上にこの9秒間を表す言葉はないと心から思います。
そもそも今回リレーエッセイでこの「魂の9秒」について書こうと思ったのは、このエンディングの9秒について知人から、台本が用意されているの?誰が考えてくれているの?とよく聞かれるからです。せっかくならばそのシステムを皆さんに共有し、魂の9秒を一緒に楽しんでいただきたい!そう思ったからであります。(ぜひお付き合いください)
実はこの9秒をどう使うかは私たちキャスターに託されています。基本的に月・火・水曜日は河出アナと私。木・金曜日は市來アナと忽滑谷アナがアイディアを考え、画用紙に絵や文字を書き込みます。時にパパっと意見がまとまりすぐに完成することもあれば、中々アイディアが思い浮かず、エンディング直前までイラストを作っていることも。
「9秒で何をそんなに悩む必要があるのか⁉」と思われるかもしれませんが、あれこれと考え込んでしまうのです。
たったの9秒、されど貴重な9秒。視聴者に多くの情報を届けたいが情報過多では大切なことが伝わらない。9秒で収められなければ大失敗だが、慎重すぎて2秒も時間が余るのはもったいない。他のキャスターがリアクションできる1秒ほどの余韻があれば尚良い!そんなこんなで視聴者の皆さんと生放送を気持ちよく終えるべく、
私たちはこの9秒間に魂を注いでおります。
魂の9秒について、なんとなくでも伝わったでしょうか。
「今日のエンディングは何をするのかな~」と楽しみにしていただければ幸いです!
それでは本日のnews every.もよろしくお願いいたします。