2002年の入社以来、
12年以上に渡って続けてきたアナウンサーの仕事をいったんお休みし、
10月から産休に入ります。
お腹の赤ちゃんはどうやら順調に成長しているらしいものの、
初めてのことで何がどうなっているのか分からず、
生命の神秘にただただ圧倒されるばかりの日々を過ごしてきました。
それでも妊娠6ヶ月頃に胎動を感じるようになってからは、
お腹の中に確かな存在を意識できるようになり、
少しずつ母親になる心の準備が整ってきました。
お腹の中に命を授かったことで、
命について考えることが多くなりました。
人の命は強くも儚くもあります。
人はこんなにも強いんだと思わせてくれる奇跡のようなことが起きる一方で、
予期せぬ災害などで尊い命が失われたニュースが報道で伝えられ、
人間の力では逆らえないこともあるのだと思い知らされます。
生きている限り、無限の命はありません。
だからこそ、与えられた命を精一杯生きなくては・・・と思います。
毎日の生活に追われていると、生きていることが当たり前になり、
自分の置かれた状況や周りに感謝する気持ちを忘れがちになる気がします。
私は今、自分にできることを精一杯やっているのだろうか・・・。
周りに対する配慮を忘れていないだろうか・・・。
ちょっと立ち止まって考えるだけでも、何か違ってくるのかもしれません。
現在、妊娠9か月に入り、赤ちゃんが成長するに連れて、
お腹の中の動きもダイナミックになってきました。
もうすぐこの世に生まれてくることをアピールしているかのようです。
授かったことに感謝し、周りの支えに感謝しながら、
これから生まれてくる大切な命を精一杯守っていきたいと思います。
これまでテレビを通して応援してくださった視聴者の皆様、
そしてあたたかい言葉をかけてくださった皆様、
本当にありがとうございました!