5月29日 山本紘之

2年前のリレーエッセイで「ZIP!」オンエアの迎え方に試行錯誤していると綴っていました。

今は自分なりのルーティンも出来まして、日々の過ごし方も掴んできています。

早朝タクシー内での「二重ぱっちりマッサージ」は、いつからかルーティンから外れました。

少し余裕が出てきた分、フットサルやサッカーに積極的に参加しています。

筋肉痛を抱えながら仕事に臨んでいる時の方が、案外出来が良かったりもします。※個人の意見です

 

ただ年々体は衰えています。

この2年で何度か肉離れや捻挫を経験しました。

自分でも「無理しなさんな」と思うわけですが、怪我をしたくてしているわけではありません。

ボールが飛んでくるのだもの、あと一歩出せばゴールしてみんなと喜び合えるのだもの。

きっとこの感覚はこれからも求め続けてしまうのでしょう。

さらに言うとそれが「自分のスタイル」だったり「自分らしさ」だったりもします。

「あ、自分てこういう人間だったな。そうだそうだ。」と、サッカーが思い出させてくれるのです。

 

アナウンサー14年目

迷った時は、自分らしさって何だろう?と立ち返っています。

他の人が務めても変わらない仕事の仕方だけはしたくないと、考えるようにしています。

番組でも実況でも、決して主張するわけでなく、無理するわけでもなく。

この人が喋ると「何となく楽しい」「何となく良い感じ」「何となく明るくなれる」

今も変わらず、そんなアナウンサーを目指しています。

 

…でもやっぱり、怪我はしたくない。