「スパイスの世界は奥が深い。可能性は無限でゴールはありません」
あるカレー店・店主の言葉です。
情報番組「バゲット」内のコーナー「水曜日はカレーの日」を担当してから2年が過ぎ、取材をさせて頂いたお店は50軒近くになります。
もともとカレーは好きでしたが、「カレーはどうしたって結局カレー味でしょ。そんなに違いはでない」と高を括っていましたが、その考えが浅はかであったと気づかされ、あっという間にスパイスカレーの世界へ引きずり込まれていきました。
無限と言っていいスパイスの組み合わせによって全く違う表情のカレーになり、スパイスの調理の仕方、入れるタイミング、組み合わせる出汁、スープ、具材によってこれまで出会ったことのないカレーとナイストゥーミートゥーさせて頂きました。
今ではカルダモン、ターメリック、クミン、コリアンダー、カイエペッパーと基本スパイスはスラスラ言えるようになり、アチャール(インドのお漬物)、ミールス(南インドのカレーの定食)などカレー用語も知らぬ間に頭にインプット。豆も使ったカレーが出てきた時に、「あっ今日はダルカレーですね」と口が勝手に動いた時には完全にスパイスカレーに染まってしまったと思いました。
冒頭の言葉。アナウンサーの仕事にも通じるものがあります。色々な表現、言葉の組み合わせは無限でまさにゴールがない、100点満点のない仕事だと思います。
スパイスの効いた食リポ、コメント、実況ができるようにもっともっと煮込んでいきます!