少し前から週末の時間を利用して、
外国人に日本語を教える「日本語教師」の資格取得のため、学校に通っています。
退職をしてご夫婦で通っている方。
資格をとって海外で働くという夢をもっている方など
様々な環境で頑張っている方々と触れ合うこの時間は、
私にとって、とても良い刺激になっています。
今まで当たり前のように話していた日本語ですが、
いざ勉強を始めると、言葉にして教えるのは、とても難しい!!
例えば「木に登る」と「木を登る」何が違うの?など助詞の使い方。
さらに、国によって音の捉え方も異なるので、
日本語の発音も、口の構造を理解したうえで、
舌の位置などを交えて教えなければなりません。
生徒同士の模擬授業では、楽しみながら学んでもらうため
自ら模造紙に絵を描いて教材を準備することも。
久しぶりに色鉛筆やハサミ、色画用紙などを使って工作に没頭...
自分の絵心の無さに愕然としながらも、手作り感が売りよ(笑)!
なんて自分を勇気付けながら、授業ではそれらをホワイトボードに貼り付けて、
お芝居形式で教えていきます。
また教える際には、生徒のレベルに合わせて使う言葉を選択していくなど、
生徒の立場に立って考えなければなりません。
このように勉強を進めていくと、少しずつアナウンサーの仕事にも良い影響が!
苦手なサ行も、舌の位置などを確認しながら発音することで
噛んでしまう回数もグッと減り、
さらに「分かりやすい言葉で伝えること」は、日々の仕事でも改めて意識するようになりました。
まだまだ道半ばですが、いつか自分の生徒に、
「日本語の勉強を通して、日本をもっと好きになった!」と言ってもらえるように、
私自身も楽しみながら続けていきたいと思います。