11月12日 小熊 美香

 
少し前から週末の時間を利用して、
外国人に日本語を教える「日本語教師」の資格取得のため、学校に通っています。
退職をしてご夫婦で通っている方。
資格をとって海外で働くという夢をもっている方など
様々な環境で頑張っている方々と触れ合うこの時間は、
私にとって、とても良い刺激になっています。
  
今まで当たり前のように話していた日本語ですが、
いざ勉強を始めると、言葉にして教えるのは、とても難しい!!
例えば「木に登る」と「木を登る」何が違うの?など助詞の使い方。
さらに、国によって音の捉え方も異なるので、
日本語の発音も、口の構造を理解したうえで、
舌の位置などを交えて教えなければなりません。
 
生徒同士の模擬授業では、楽しみながら学んでもらうため
自ら模造紙に絵を描いて教材を準備することも。
久しぶりに色鉛筆やハサミ、色画用紙などを使って工作に没頭...
自分の絵心の無さに愕然としながらも、手作り感が売りよ(笑)!
なんて自分を勇気付けながら、授業ではそれらをホワイトボードに貼り付けて、
お芝居形式で教えていきます。
 

 
また教える際には、生徒のレベルに合わせて使う言葉を選択していくなど、
生徒の立場に立って考えなければなりません。
 
このように勉強を進めていくと、少しずつアナウンサーの仕事にも良い影響が!
苦手なサ行も、舌の位置などを確認しながら発音することで
噛んでしまう回数もグッと減り、
さらに「分かりやすい言葉で伝えること」は、日々の仕事でも改めて意識するようになりました。
 
まだまだ道半ばですが、いつか自分の生徒に、
「日本語の勉強を通して、日本をもっと好きになった!」と言ってもらえるように、
私自身も楽しみながら続けていきたいと思います。
 


 

PAGE TOP