10月4日 篠原 光

「バラエティってなんだろう。」

「エンターテインメントってなんだろう。」

 

2021年4月にヒルナンデス!を担当するようになってから、半年が経ちました。

まだまだわからないことばかり。

ロールプレイングゲームで言うとはじまりの森をさまよっているような感覚で、

日々答えを探しています。

 

私にとって”笑い”の壁は途方もなく高いものです。

思えば学生時代から、人を笑わせるより笑わせてもらうことの方がはるかに多かったように思います。

部活の輪の中心でおどける友人や、休み時間に教壇で爆笑をさらう友人を「すごいなあ」と遠くから見ていました。見ているだけでした。

勝手ながら、同じような思い出がある方も多いのではと想像しているのですがいかがでしょうか。

そんな私が飛び込んだバラエティの世界が、ヒルナンデス!という番組でした。

 

約半年が経ち、最近、冒頭の問いに一つの答えが見つかりました。

”エンターテインメントは形を変えても、想いは一つ。みなさんに少しでも元気になってもらいたい。”

24時間テレビでヒルナンデス!チームとしてパフォーマンスをさせて頂いた際、

南原清隆さんがおっしゃった言葉です。

いまだに「笑わせよう」と思うと体は強張り汗が吹き出します。

ただ「元気になってもらえたらいいか!」と思うと不思議と肩の力が抜けて、挑戦する勇気が湧いてくるのです。

 

4月はあれほどこわかったバラエティも、今では大好きなお仕事になりました。

ロールプレイングゲームで言うと『レベルが1上がった!』といったところでしょうか。

ワハハでも、クスッでも、フッでも、なんでも構いません。

番組を見て少しでも明るくなって頂けたら本望です。

 

では、そろそろはじまりの森を抜けて次のダンジョンへいってきます。

現代社会人の『ぼうけんのしょ』でした。

 

(写真は24時間テレビパフォーマンスでドラムを教えてくださった師匠と)