自然と、動き出していました。
私、畑下由佳、"サッカー " に関しては、あまり悩まず、ためらわず、前のめりに動けます。自信を持ってそう言えるようになったのは、ついこの間です。
それまでは、"好きな事は何ですか?"という、よく会話の中に織り交ぜられるような質問に 100 %の気持ちをのせて返せる答えはありませんでした。この年齢になって、ようやく自分が好きなこと、興味があることを見つけました。
『サッカーアース』やサッカー中継といったお仕事を担当させていただいて、取材などを通し常にサッカーに触れていることで、サッカーへの興味に火がついたということはもちろん大きいです。
ただ「好き」と自信を持って心から言えるようになるには、それだけじゃあ、まだまだ足りないんです!むむむ!
仕事以外でも、サッカーに触れていたい。そんな風に思うようになって、去年は夏休みにプライベートでスペインへ行きました。その年のクラブワールドカップへの出場を決めていた、ヨーロッパ王者レアルマドリードの試合を観戦。その後は、 FC バルセロナのホームスタジアムであるカンプ・ノウ見学ツアーにも参加しました。どっぷりサッカーに浸かって、のぼせるような6日間で、つかみどころのない何かに少し近づけたように感じました。
...でも、それでも、それだけじゃあ、まだ足りないんです!!むむむむ!
もっと近くで、サッカーに触れていたいと日に日に思うようになっていきました。
そこで、今年は、仕事帰りに JFA ・東京都サッカー協会へ通い講習を受け、
ついに 審判の 資格を取得しました!!!
手にしたワッペンを見ながら、また、あのつかみどころのない何かに近づけたように思ったんです。
好きな事への追及の仕方にはいろいろなアプローチの方法があると思いますが、
私は、自分の心の中のオフ・ザ・ボールの動き出しを敏感に察知して、より「好き」を明確にしていきました。動き出してしばらくしてから気付く、あの"近づいた"という感覚が"好きだ"という気持ちなのだと最近になってしっくりきています。
これからは自信を持って、「サッカーが好きだ」と宣言します。