今年もあとわずか。
「3分クッキング」の収録で、おせち料理の週を迎えると、
年の瀬を感じます.
今年はついに、伝統的なおせち料理の回は少なく、年末年始の
ご馳走レシピが中心のラインナップでした。
おせちを手作りする人は、年々減っているのかなと感じます。
私は、好きなんです。おせちを作ることが。
普段はやらないけれど、人参やれんこんをお花の飾り切りにしたり、
数日間かけて味を含ませたり・・・
この出汁はあれにも使えるから取りおいて、といった計算をしたり。
頭をからっぽにして、仕事や子どもたちの学校のto doリストも忘れて、
料理だけに没入できる時間は、ある意味ストレス発散、貴重なデトックスタイム
なのかもしれません。
普段いかに、バタバタで丁寧な暮らしをしていないかがバレますが笑。
私の母が、おせちをしっかり手作りする人でした。
その影響で、おせちは手作り、をデフォルトとして育ち、
毎年、くわいとやつがしらの皮を剥くのが楽しみ、という
渋い女子高生でした。
結婚してからは、夫の実家のキッチンで、地元のレシピも加えて
わいわいと作る楽しみができました。
九州なんですが、お雑煮に牡蠣とかつお菜(かつおぶしのようにうま味が
出ることからその名がついたともいわれる青菜・諸説あり)
が入ったりする、ご当地の味との出会いも面白いです。
なんだかんだ書いてきましたが・・・頑張って作っても、子どもたちは
おせちをあまり食べないんですよね。いつもぽつんと残る、くわいがかわいそうだよ!
「田作りも食べなさい!」「今、2区だからちょっと静かにして!」
結局、私の怒声が響く、我が家のお正月です。