9月27日 鈴江 奈々

「まさか、防災グッズをこんなすぐに使うとは思っていなかった」
北海道胆振東部地震で、札幌市清田区で被災された方の声です。
9月1日、防災の日に、非常時の持ち出し袋を点検したばかりのお母さんに出会いました。
準備をしてわずか5日後に、持ち出し袋を持って家族4人で体育館に避難されました。
"実際に役立ったもの"について、伺いました。


"懐中電灯"
停電して暗闇の中の避難。
電池を交換してすぐに使えるようにしておいて本当に良かった〜!と。


"ラジオ"
避難所の体育館にはラジオが1台しかなく、広い体育館には行き届かない情報。
今、何が起こっているのか、度々襲う余震の情報も、手元のラジオから得られたそうです。
自分がラジオを持って来たことで周りにいる人達と一緒に聞くことができたといいます。


100円ショップで買った"フックがついた長めの紐"
水道が復旧して洗濯ができるように。
長い紐は、壁際に引っ掛けて、濡れたタオルや服などを干す、物干しロープに変身!
何かに使えるかなと思って入れたものが、大活躍!!
備えあれば憂いなしとは、まさにこういうことなのでしょうね。


今年も、木原実さんとそらジローとともに参加している防災イベントで、
"備え"についてお伝えしています。

会場で、持ち出し袋を用意している方は?と問いかけると、
4人に1人くらいしか手があがりませんでした。
地震が起きてから慌てて必要なものを買い求めるのは、とても大変です。
大行列に並んで、手に入れられたら、ラッキー。
その運に任せるのか、何かの買い物のついでに買って備えておくのか。
ちょっとした意識の違いで、いざという時の困る度合いは、大きく違ってきます。
できる事を、できる時に、コツコツと準備しておきたいですね。
季節も移り変わり、我が家も子供用の持ち出し袋の中の服も、衣替えしないと!!