8月17日放送の「アナザースカイ」は山本耕史がニューヨークへ。
8月17日のゲストは、俳優の山本耕史さん。ジャンルを問わずドラマから映画、舞台、音楽活動など幅広く活躍している。今回、訪れたのはニューヨーク。人生の転機となった作品が生まれた街を巡る。世界各国で上演されたロックミュージカル「RENT」。21歳の時、日本公演の主人公に抜擢された。この舞台を経験したことで、役者としての価値観が大きく変わった。以前は共演者やスタッフに迷惑をかけないように仕事をしていたという。舞台を終えてから、明確にやるべきことが見えた。以降、自分の理想を突き通すようになった。一方、「RENT」で得たものは、役者としての壁にもなった。数多くの仕事に恵まれたけれど、大半の仕事は自分の理想とは違った。苛立ち、もがいて10年以上の時間が過ぎた。そんな状況を救ってくれたのは結婚だった。それまでは自分のために生きてきた。結婚してから家族を中心に考える視点ができた。実に大きな発見で、家族が自分を新たな成長に導いてくれたと強く思う。この夏、26年ぶりに「RENT」の主人公を演じる。当時と違うのは全編が英語ということ。役者としてキャリアを重ねてきたが、この挑戦は次なる高みに上がるターニングポイントになるかもしれない。「RENT」の物語が始まる場所、ニューヨーク。その舞台の出発点に立つと、自身が改めて役者人生のスタート地点に立っているような気持ちになる。ここからまた物語が始まる。