第3話
無事に四条さん(池田鉄洋)も現実世界に帰ってきた。そんなある日、満大(菊池風磨)は郵便受けに封筒が届いているのを見つける。「日本映像シナリオコンクール事務局」からの審査結果だ。
封筒を手に取った満大のもとに、興奮気味の健 (髙地優吾)が勢いよく駆け込んでくる。
健は、ティッシュ配りのバイト中に、かつて満大と健の自主映画でヒロインを務めた涼子(鳴海唯)を見かけたのだと言う。
「もし涼子に会えたら、告白するわ」
初恋の相手との再会に浮き足立つ健は、探偵である四条さんに涼子の調査を依頼するが…。
自分の脚本がまたもコンクールに落選したと知った満大は、健に向かって「もう脚本を書くのはやめる」と言い出す。一緒に夢を追いかけていたはずなのに、相談もせず勝手にやめると決めてしまった満大の態度がどうしても受け入れられない健は、管理人室を飛び出してしまい、ついには連絡が取れなくなってしまう。
「まさか健も“バベル”に…」と物置部屋の鍵を開けた満大の目の前には、健と涼子、なんと満大自身も現れて!?
その頃“バベル”では、この世界を維持するためのエネルギー(=人々の無駄な時間)がゼロに近づいていた。少女(川上凛子)は、「健を連れ戻すために現実世界に戻って調べる時間がない」と言うが「大丈夫、あいつのことは俺が一番知っている」ときっぱりと答える満大…
果たして満大は、親友・健を救うことはできるのか?