口呼吸で「かくれ酸欠」に注意!酸欠度チェック&対策を解説
4月20日(火)日本テレビほかで放送の「バゲット」では、「かくれ酸欠」の症状と対策を特集。
「知らない間に呼吸が浅くなり、酸素が不足しさまざまな悪影響を及ぼすのがかくれ酸欠です」と語るのは工藤内科の工藤孝文先生。マスク生活が続くことで知らぬ間に酸欠になっている「かくれ酸欠」の人が増えているという。
そこで今回は工藤先生に「かくれ酸欠」の症状・対策を解説いただき、さらに、整体師・京谷達矢さんにも自宅で簡単にできる「かくれ酸欠」対策を教えていただいた。
■「かくれ酸欠度」をチェック
「かくれ酸欠」とは、気づかないうちに呼吸が浅くなり、体に取り込む酸素が不足する状態。
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では、マスクをしている時になぜ「かくれ酸欠」になりやすいのか?工藤先生によると「マスクの中で口呼吸をする人が増えています。マスクをしていると息苦しいため酸素を多く吸おうと知らずしらずのうちに口呼吸になりがちです」というのが理由。
「口呼吸の方がたくさんの空気が吸えると思われがちですが、多くの空気を取り込むためには、横隔膜を大きく動かさなくてはならず(口呼吸では)呼吸が浅くなりがちです。一方で、鼻呼吸は少しずつ長く息を吸い込むので、少しの力で肺の奥にまで酸素がいきわたるのです」という。
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「かくれ酸欠」を放っておくと、免疫力の低下、頭痛、嘔吐、脱力感、筋力の低下、集中力低下など様々な不調を引き起こす恐れがある。
工藤先生監修の「かくれ酸欠度」チェックはこちら。
1.集中力が続かない
2.記憶力が低下している
3.寝付きが悪く日中あくびが出やすい
4.慢性的な頭痛を感じる
5.貧血を起こすことがある
6.運動していないのに動悸・息切れを起こしやすい
7.休んでも疲労感がきえない
8.息を10秒かけて吐き出せない(まず普通に呼吸をした状態から、吐き出すときに10秒間数えながら息を吐き出してみて、途中で息が切れないかチェック)
3〜5個当てはまった方は、「かくれ酸欠」になりやすい体質。6個以上当てはまる場合は「かくれ酸欠」の可能性あり。
■呼吸法&横隔膜ほぐしで対策
そんな「かくれ酸欠」の対策となる「呼吸法」「横隔膜ほぐし」とは?
一つ目、「呼吸法」は鼻呼吸。背筋を伸ばし、「鼻で肺の奥までゆっくり息を吸い込み口から息を吐き出します」「猫背などになっていないか注意することが重要です」と工藤先生。猫背になると肺が圧迫され肺の容量が減ってしまい、十分に酸素が取り込めなくなるので背筋を伸ばして深呼吸を行う。
これを「30分に10回程度行うことで酸欠状態が改善されます」と工藤先生。
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「横隔膜ほぐし」は、整体師・京谷さんが解説。まず横隔膜とは「肺の下にある筋肉で、横隔膜が上下することによって、肺で空気を吸ったり吐いたりすることができます」と京谷さん。
「ところが浅い呼吸が続くと、横隔膜は十分な上下運動ができなくなり硬く縮んでしまいます。そうなると深呼吸をしても十分に酸素を吸うことができず、かくれ酸欠になる恐れがあります」とのこと。
そんな硬くなってしまった横隔膜を元に戻す方法が、「横隔膜ほぐし」。京谷さんによると…
1.「まず背にもたれかからないように、椅子に浅く座ります」
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2.「そしてAのみぞおちの中心部分に両手を置き、3秒間鼻から息を吸い込み、おなかを膨らませ腹式呼吸をします」
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3.「指で押さえている場所をグッと押し、体を前へ倒しながら10秒間かけて口から息を吐き、お腹をへこませていきます」
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4.「そして指を置くポイントをB、Cと変えながら3回ずつ繰り返して行います」
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「これを毎日続けることで、横隔膜がやわらかさを取り戻し自然と深い呼吸がしやすくなります」とのこと(※妊娠中や内臓疾患がある方は押さずに手を当てるだけでも大丈夫ですが、くれぐれも無理をしないように)
なお、慢性的な頭痛や、貧血、動悸・息切れを起こしやすい、または長く続いている方は、医師にご相談を。
※記事の内容は放送時のものです。
気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
バゲット公式サイト https://www.ntv.co.jp/baguette/
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