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突風や雷に注意を・・

突風・雷への備え

突風って何?

発達した積乱雲からは、竜巻、ダウンバースト、ガストフロントといった、激しい突風をもたらす現象が発生します。

 

竜巻とは

積乱雲の強い上昇気流により発生する激しい渦巻きで、漏斗状または柱状の雲ができます。

通過したところで被害が発生し、直線状に被害が広がることが多くあります。

 ※気象庁HPから

 

ダウンバーストとは

積乱雲から吹き下ろす下降気流が地表に衝突して水平に吹き出す激しい空気の流れです。

被害地域は円形あるいは楕円形など面的に広がる特徴があります。

 ※気象庁HPから

 

ガストフロントとは

積乱雲の下で形成された冷たく重い空気の塊が、その重みにより水平に流れ出して広がります。

範囲は数十キロメートル以上に達することもあります。

ガストフロントの付近では強い上昇気流が発生し、竜巻が発生することがあります。

  ※気象庁HPから

 

竜巻注意情報とは

積乱雲ができて竜巻などの激しい突風の可能性のある時に注意を呼びかける情報です。

有効期間は発表から約1時間です。

実際に「竜巻を見た」という目撃情報が得られて、竜巻等が発生する恐れが高まったと判断した場合にも発表されます。

 

雷はなぜ起きるの

発達した積乱雲の中で、温度の違う雪の結晶が衝突を繰り返すと、静電気が発生して電気を蓄えます。

こうして蓄えられた電気が、雲と雲の間や雲と地上の間で放電することで雷となります。

 

雷から身を守るには・・  高いものの近くは? 車の中は? 

雷は近くに高いものがあると落ちやすい性質があります。

ビルなどの鉄筋コンクリートの建物や自動車、電車などの乗り物の中は比較的安全です。

近くに鉄筋コンクリートの建物などがない場合、電柱や木など高いもののそばにいることは危険です。

安全なのは、高いもののてっぺんを45度以上の角度で見上げて4メートル以上離れた場所で、このエリアは「保護範囲」と言われます。

そこで姿勢を低くしていると、自分ではなく電柱などに落ちる可能性が高くなります。

そして、近くに建物や車、高いものが一切ない場合、しゃがんで、できるだけ姿勢を低くした上で、耳を塞ぐ「雷しゃがみ」をしましょう。

雷の大きな音で鼓膜が破れるのを防ぎます。

 

金属は危ないの?

金属が雷を引き寄せることはなく、基本的には雷は高いところに落ちます。

雷雨の中で傘を差すと、自分より高さが出てしまうから、避けましょう。

 

雷注意報とは

落雷のほか、急な強い雨、竜巻等の突風、ひょうが降るといった、積乱雲が発達した状況で人や建物への被害が発生する恐れがある時に発表されます。

雷の発生状況や、予測は気象庁HPの「雷ナウキャスト」で見ることができます。

 

逃げるタイミングは? どうやって雷が近づいているのを知る・・

雷が鳴りだしたら、「音」で雷までの距離がわかります。

音が伝わる速さは毎秒340メートルほど。

ピカっと光ってからゴロゴロと音が鳴るまでの時間で雷の近さを計算します。

光った後10秒なら3400メートル先で雷が落ちたことになります。

急に暗くなったり、ゴロゴロという音が聞こえてきたりした時は、早めに建物の中に避難しましょう。

 

冬に多い、日本海側の雷

太平洋側の雷は夏に多いのですが、逆に日本海側では冬に雷が多くなります。

これは、太平洋側では、夏の発達した積乱雲によって雷ができるのに対し、日本海側では、冬の強い季節風で発達する積乱雲により、雷が発生するからです。

日本海側では、割と背の低い積乱雲でも雷が発生します。

夏の太平洋側の雷は、気温が上昇した後の夕方に発生することが多いのですが、冬の日本海側では、昼夜を問わず常に発雷する可能性があり予測が難しいのが特徴です。

エネルギーはものすごく、落雷によって火事になったり、電化製品が壊れたりする被害が発生します。

雷と思ったら建物の中に避難するなど注意してください。

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