水難事故の注意点とは
夏は水の事故が多発する季節。
大人が目を離した一瞬のスキに、子どもが溺れてしまう危険もあります。
海や川で遊ぶ時には、ライフジャケットを着せるなど、命を守る備えをしましょう。
川の事故予防では、浅瀬などで足を取られて滑らないよう気をつけてください。
ライフジャケットや川専用の滑りにくい靴などで対策しましょう。
海水浴では離岸流に注意を・・
離岸流とは、海岸の波打ち際から沖合に向かってできる、急激な潮の流れのこと。
遠浅な海岸を中心に発生しやすいため、海水浴客が巻き込まれ、流されて事故となるケースが多く起きています。
離岸流が起きやすい場所は・・
◆ゴミが集まる場所
◆海岸線や地形がデコボコの場所
◆海岸に突堤がつきだす場所
離岸流に巻き込まれたら、流れがとても速いので流れに逆らうのではなく、岸と平行に泳いで離岸流から抜け出すことが重要です。
泳ぎに自信がなかったら、体力が減るのを防ぐため、全身の力を抜き、背浮きして救助を待ちましょう。
海や川で溺れた時の対処法・・
溺れそうになったら、浮いて待つのが基本です。
慌てて手を上げて助けを呼んだりせず、水面に平行に浮かぶようにあおむけになって「背浮き」姿勢をとるようにします。
呼吸を確保するために口や鼻を水面上にだすことが大切です。
うまく水に浮くコツは・・
(1)力を抜きあごを少し上げる
(2)手足を広げ体を反らす
(3)服や靴は脱がない
溺れたと思ったら、無理して陸に向かわないようにしましょう。
ペットボトルなどがある場合は首の下にあてると、顔が水上に出て、呼吸がしやすくなります。
溺れた人を見かけたら・・
実際の事故では、最初に溺れた人を助けようとして水に入った人が溺れてしまい死亡することが非常に多くなっています。
周りの人は自分で直接助けに行かずに、「浮いて待て」と呼び掛けて落ち着かせ、通報してプロに任せるのが基本です。
近くにロープや浮くものがあれば、投げてあげるのがよいでしょう。
救助の連絡は
川・池・海辺は・・・消防「119 番」に
岸から離れた海上の場合は・・・海上保安庁 の「118 番」に
通報しましょう。
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