ぶらり途中下車の旅

こちらの会社は、１９３２年に鈴木椅子張店として開業。１９５９年に現在のキルト工芸として創立しました。ホテルや企業などのオーダーメイドの椅子を製造する他、修理も行っています。
職人をノルウェーなどの北欧の工房に派遣し、現地の技術を学び、椅子づくりのノウハウを身につけているそうです。
高等裁判所の椅子、妊婦用のベンチの他、天皇皇后両陛下の玉座や、シンガポール航空のシート、新幹線の運転席までもこちらの会社で作られました。キルト工芸が製造した新幹線Ｎ７００系の運転席には、一定の姿勢を保ち、長時間の運転でも疲れないような工夫がたくさん施されています。