ぶらり途中下車の旅

下書きをしないでハサミ１つで切り絵をするタナカマコトさん。
切り絵をはじめたのは、コンビニでバイトをしながら予備校に通っていた浪人時代。
バイトの空き時間を有効に利用するため、お客さんの捨てていく沢山のレシートを使って切り絵をはじめたことがきっかけです。昔と違いただ切るだけでなく、お酒のレシートや、パン屋のレシート…それぞれのレシートに記された印字に合わせた作品に仕上げていくのが最近のスタイルなんだそう。
「紙を切る切り絵」ではなく「切るものを変えれば切り絵にもいろいろな可能性が生まれるのではないか」と話すタナカさん。写真を直接切り抜いていく「フォト切り絵」は、一枚の写真を結婚式のウェルカムボードや名刺、レコードジャケットなど見る人を楽しませる作品に仕立て上げていきます。
また新しいものとして本を切り抜く「ホン デ 切り絵」は、ページの枚数を利用して遠近を生み出す３D切り絵です。
カッティングシート利用した車のデザインや店先の窓を彩る切り絵、CM製作など幅広い部門で活躍しています。