ぶらり途中下車の旅

花扇の二代目ご主人、高橋功典さんは、全日本和菓子品評会で名誉最高賞を受賞するなど、日本を代表する和菓子職人の一人。子どもの頃からハンバーガーが大好きで、遊び心で栗饅頭や羊羹を使って「和菓子deハンバーガー」を作り始めたそうです。
バンズは栗饅頭、レタス、トマト、チーズ、ピクルスは色付けした羊羹、ミートパティは餡子に餅を混ぜた「練り切り」を使って作ります。
レタスは丸めてくしゃくしゃにした紙の上に、緑と白で色付けした羊羹を薄くのばし、羊羹が固まったあと、フォークでギザギザをつけながら成形。トマトは、赤く色づけをした羊羹を丁寧にくり抜き、ゴマを混ぜた寒天を流せば出来上がり。また、ミートパティは、「ひき肉」状にした練り切りを丸く固めて、くしゃくしゃにしたアルミホイルでたたき、表面の凸凹を再現。バーナーで炙れば完成。栗饅頭のバンズにすべてを挟めば「和菓子deハンバーガー」の出来上がり。
これらの作り方は、「食品サンプル」を参考に試行錯誤しながら、よりリアルな見た目になるよう日々研究しているそうで、既に次回作のアイデアもあるとのことでした。