ゲストトーク
ゲスト/亀田誠治・中村正人
今回のゲストは、東京事変 亀田誠治さん・DREAMS COME TRUE 中村正人さん。
付き合っていると言ってもいいくらい仲が良いというお二人に
「今夜はNGなし!気になる音楽バズワード 全部 聞いちゃいます」と題して、
音楽業界の「今」をぶっちゃけていただきました!
YOASOBIの大ヒット
YOASOBI
YOASOBIは小説を題材にしているという見出しばかり先行してしまうが、
Ayaseさんやikuraさんが本当に素晴らしいミュージシャン同士で
久々にすごい音楽グループが出てきたと思っており、心から応援しているという亀田さん。
ただ単純にブームでヒットしているのではなく実力があるとおっしゃっていました。
●Ayaseさん
AyaseさんやドリカムはJ-POP Loverで、ヒットしてきたJ-POPを研究してチームを総動員し、
それを今の時代にどう届けようかと工夫しながら作っているし
20代という若さでプロデュースができている。
●ikuraさん
YOASOBIのボーカルとして歌うときはYOASOBIのikuraを演じているが
個人で幾田りらとして歌うとき様々なJ-POPやR&Bなどの音楽をきっちり消化していて
耳も良いこともあり、すごいポテンシャルだと思ったそうです。
YOASOBIとドリカムの共通点
中村さん曰く、ikuraさんは吉田美和さんと似ているとのこと。
小学生から楽曲を作っており、自分のスタイルを持っている上で
良い相方に出会えて新しい形でヒットしてきたのではないかとおっしゃっていました。
バズワード:高速ブーム
早口な歌詞
ボカロは元々息継ぎがいらないアートで、
自分たちが歌う時に必要な息継ぎの間に言葉を載せることが面白いとのこと。
亀田さんは、「夜に駆ける」は時代と早口がちょうどマッチングしたとおっしゃっていました。
時代は高速ブーム
リスナーからするとカラオケで歌うときなどに自分が届かないくらいがちょうど良く
もう少し頑張りたいけどうまくいかない、友達と歌っても上手くいかない。
でも一緒に作っている感に親近感が湧くのではないかと考えているそうです。
曲作りの変化(リピート意識)
リピートして聴かれることを今の若いアーティストは意識していると思うという亀田さん。
基本コンピューターの中で小節単位で繰り返してその中にメロディーを積んでいく。
曲作自体がループの感覚で作られているそうです。
例えば4つくらいのコード進行が永遠に繰り返される。
その中でメロディーが変わっていったり
コーラスがたくさん加わって来たりそういう作り方をしているとおっしゃっていました。
最近の曲は始めから声で掴むためにイントロがなくなり、
曲のトータルが3分切るのが当たり前の時代になっているそうです。
「Make you happy」は2コード
NiziUの「Make you happy」はG7とC7のみの2コードで構成されているそうです。
それでもあれだけの歌を聴かせて
それぞれのキャラを引き出しているのがすごいと亀田さんが絶賛されていました。
曲作りの変化(終わり方にも…)
最近の曲はエンディングが雑になっているとのこと。
ブツっときれてこれで終わり!?と思うこともあるそうです。
曲作りの変化(YOASOBI型とヒゲダン型)
●YOASOBI型
ボーカロイドなど主にパソコンで楽曲を制作
●ヒゲダン型
Official髭男dism。King Gnuなど
様々な楽器の音を重ねて楽曲を制作
最近は良い意味でもワンマン運行で
全てが自分の意思、やりたいことをコンピューターの中で組み立てていって
ボーカルや楽器を差し替えていく形なので楽器を知らなくても曲が作れるそうです。
バカリズムは、学生の時は楽器持っていて弾けてそこからミュージシャンになるかならないかだったのに
今はパソコンかスマホ一台あれば曲作りができてしまうということに驚いていました。
BTS&Nizi Project韓国発グローバルアーティストの活躍
BTS
BTSが出てきた時から注目していたという亀田さん。
アジアから発信している直向きな若さで
大きなレーベルの力などは借りず、自分たちでSNSで発信していくなど
自分たちで動かしていけるというポジティブさが共感を生んだとおっしゃっていました。
大ヒットしたDynamiteは、イヤホンで聴いてもスマホのスピーカーから聴いても
パソコンで聴いても大きいコンサートホールのスピーカーで聴いても音の分離が良く、
Dynamiteが亀田さんの作曲やミキシングのお手本にする音源だそうです。
Nizi Project
K-POPという土台が作り上げられている中にオーディションから生まれる汗や涙など
人柄やキャラを見せていくストーリーが抜群にマッチしているとのこと。
今の時代、特にコロナ禍を経て人と人との心が離れている中に“虹”っていうワードが良い。
「Make you happy」のMVの公開が2020年6月30日というまさにコロナ禍ど真ん中。
そこから日本中を元気にするヒット曲が生まれたというのがすごいことだとおっしゃっていました。
リビングで踊っている動画がたくさん上がっていたり
みんなが参加できてあなたも仲間だよというメッセージが伝わってきたそうです。
音楽=タダ
厳密に言うとYouTubeでも広告が入っていてタダではなく
誰かからは音楽に対してお金を払われているが
ただ受取手がお金を払うことがなくなってきてしまったとのこと。
中村さんは実際我々に入ってくる配分もタダみたいなもので
契約によって違うがCDが売れていた時代より
ヘタしたら1000分の1くらいになってしまったとおっしゃっていました。
再生回数1億いかないとお金にならない時代だそうです。
おすすめ機能聴く楽曲が偏る?
自動的にAIに選ばれてしまうが、昔はジャンルで括られると反発したくなっていたという亀田さんに
バカリズムも「俺たちが一つのジャンルだ」という考え方だったと同意していました。
A面よりもB面の方が好きみたいな性格の3人。
最近はB面なんて概念がないのかとバカリズムは悲しんでいました。
日比谷音楽祭
亀田さんがプロデュースしている、無料で誰もが参加できる新しい形の音楽フェスを開催!
豪華アーティストによるスペシャルライブやワークショップ、楽器の演奏体験などを
全て無料で楽しめるという新しい形の音楽フェス。
ジャンルがロック、ポップス、クラシック、ジャズと幅広く
全部のジャンルのボーダーを超えていく音楽フェスをどうしても日本でやりたかったそうです。
生の音楽に出会っていく喜びを味わってほしいという想いから、
親子三世代で音楽に触れることができる音楽祭になっているとのことでした。
バーチャル人間の活躍
DREAMS COME TRUEからもMASADO AND MIWASCOがデビュー
中村さんは以前からジャケット写真のバーチャル化を続けていて、
コロナ禍で本人が身動きを取れなくなってしまったので
バーチャルドリカムにバーチャルの世界で
吉田さんを中心とするドリカムの音楽を伝えるという活動をしているそうです。
バーチャルドリカムならなんでもやることができるから便利な世の中になったとおっしゃっていました。
亀田さんはバーチャルはコロナ禍でも自由自在にプランしやすく
リアルのライブやツアーは開催するのが難しいとなっても
バーチャルならいつでも予定した通りにできるという良さがあることや
“顔を出さなくていい”ということで、様々な才能の扉が開かれるのではないかとおっしゃっていました。
スタジオライブ
LiSA「Another Great Day!!」
倉木麻衣「ZEROからハジメテ」
flumpool「ディスタンス」
Non Stop Rabbit「三大欲求」
ルーレッ撮るLIVE
■アーティスト:=conect
アーティストがルーレットを回し、選ばれた方法でライブ収録を行う企画。
今回は、「アニマル」に決定。
珍しい動物が集まるカフェにお邪魔し、ライブ撮影を行いました!
楽曲:「秘密のマーガレット」
あの人ランキング
番組が用意した最新曲5曲から、ゲスト独自のBEST1を選んでいただくコーナー。
今回は広瀬アリスさんに「運転している時に聴きたい」を選んで頂きました
■番組が用意した5曲
犬塚ヒカリ「Anchor」
chocol8 syndrome「オールでPPP」
N.E.O「HOPE」
Unknöwn Kun「H&S&T」
Mom「あかるいみらい」
■広瀬アリスさんが運転している時に聴きたい曲No.1は・・・
Mom「あかるいみらい」
人がいなかったら窓開けて大熱唱したいと思い、選ばれたそうです。
クイズ!ミュージックビデオ王
滝アナがバカリズムに向けて、MVをよく観ていれば応えられる簡単なクイズを出題するコーナーです。
[紹介楽曲]Nathan Evans 「Wellerman」
今週は5問目です。
今回の滝からの問題
【ショルダーキーボードの黒鍵の数は?】
正解⇒「15個」
バカリズムの回答は「20個」。
来週は1問目となります。
※このコーナーは一部地域では放送されていません