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クレオパトラな女たち

2012年4月期 水曜ドラマ
ストーリー

第1話

2012年4月18日放送

大学病院の形成外科医だった岸峯太郎(佐藤隆太)は、美容整形専門のビューティー・サージャリー・クリニック(BSC)に転職。実は女性が苦手で健康な体にメスを入れるのにも否定的だったが、父・慎太郎(山崎一)が作った多額の借金を返済するために給料のいい美容外科の仕事をすることにしたのだ。

峯太郎がBSCに初出勤すると、スタッフは全員女性で美女ばかり。彼女たちのほとんどが整形していて、峯太郎の顔を見て「アゴを削ればいい」と言い出したり、遠慮がない。そんな彼女たちに、峯太郎はあ然とする。

峯太郎は、先輩医師の睦(稲森いずみ)の下で勉強することに。睦は峯太郎に、ホクロ除去希望の患者を任せる。しかし、峯太郎は応対がうまくできず、患者は怒って帰ってしまう。整形したいと願う女性の気持ちが理解できない峯太郎に、睦は「美容整形は生きるモチベーションを上げる究極の医療」と言い、院長のマリ(余貴美子)は「顔をいじることは命のやり取りそのもの」と言うのだった。

BSCに、整形した顔を元に戻してほしいという患者・華(筒井真理子)が訪れる。彼女は62歳だったが、整形で若々しい容姿になっていた。華は夫に「顔も見たくないくらいに老けた」と言われたのを気にして整形したのだが、整形した華の顔を見た夫は「きれいになって浮気しそうだから離婚する」と言い出したのだという。夫と別れたくない華は、前の顔に戻したいと言ってきかない。とはいえ、整形した顔を元に戻すのは不可能。

華と夫の一郎(大河内浩)の説得をすることになった峯太郎は、二人の話を聞いているうちに奇想天外なアイデアを口にしてしまう…。

 

第2話

2012年4月25日放送

峯太郎(佐藤隆太)は、目を二重にしたくてまぶたを接着剤でくっつけてしまった8歳の少女・えりざ(石井晏璃)とその母・文乃と出会う。峯太郎の処置により、えりざの目は元通りになるが、文乃は二重にしたいと言ってきかないえりざのために、手術をしてほしいと言い出す。幼い子供まで美しくなりたいという執着する現実に、愕然とする峯太郎。

そんな中、富坂(三浦翔平)と2人で出かけることになった峯太郎。聞きたくもないBSCスタッフのプライベートを聞かされた上、「先生は仲間だと思うから」と告げられてうんざりする。一方、唯一気を許している裕(綾野剛)につい愚痴ってしまった姿を「女々しい」と言われ、複雑な心境になる。

そんなある日、乳がんで乳房を失った女性・景子(銀粉蝶)の乳房再建手術で助手を務めることになった峯太郎。術後の晩、眠れないでいた景子は、当直だった峯太郎に自分の過去を語り始める。景子の過去は、峯太郎の悲しい思い出を呼び起こすものだった。

 

第3話

2012年5月2日放送

BSCに峯太郎(佐藤隆太)を指名する患者・ふゆがやってくる。双子の姉がいるふゆは、姉のなつとそっくりな顔を変えたいという。ふゆとなつは、顔が似ていても性格は正反対。ふゆは、明るく積極的ななつと常に比較され、劣等感を抱き続けてきた。ふゆは、峯太郎の好みの顔にしてほしいと言い出す。双子同士のライバル心が理解できない峯太郎の悩みを、裕(綾野剛)は温かく受け止めるのだった。

峯太郎が手術を行い、ふゆは別人のような外見に。しかしその後、ふゆは、外見が変わったのに手術前と状況が変わらないと不満を抱くようになり、峯太郎に「責任を取って恋人になってほしい」と詰め寄る。無理難題な要求に、峯太郎はどうするのか!?

 

第4話

2012年5月9日放送

美人で困っているという患者・堤が、BSCにやってくる。わざわざ美しい顔を変えたいという堤の奇妙な依頼に、峯太郎(佐藤隆太)は困惑するばかり。

一方、美羽(芦名星)に見合い話が持ち上がる。相手は、将来を嘱望される医師だった。富坂(三浦翔平)とBSCの女性スタッフは興味しんしんで、美羽の見合い相手がどんな男性なのかを調べる。

そんな中、BSCで極秘の植毛手術が行われることに。患者の梶原(西田健)は医大の主任教授で、睦(稲森いずみ)の夫・克也(宇納佑)の上司。その手術中、睦がミスをしてしまう。いつもの毅然とした姿とはうってかわって、克也の前では萎縮する睦。さらに、峯太郎は、睦の意外な一面を知る…。

 

第5話

2012年5月16日放送

酔って荒れる睦(稲森いずみ)を見守って一夜を明かした峯太郎(佐藤隆太)。翌朝、睦は、普段の彼女に戻っていた。前の晩とはうってかわった睦の態度に、峯太郎は戸惑う。

一方、峯太郎と睦の関係が気になる裕(綾野剛)は、自分の気持ちが峯太郎に届かないもどかしさに苦しむ。

見合い相手に断られた美羽(芦名星)は、自信を失って精神状態が不安定に。劣等感を深め、峯太郎に八つ当たりを繰り返す。峯太郎は、美羽に振り回されて困惑するばかり。美羽は、何もかも悪いのは峯太郎だと逆上し、峯太郎に「責任を取って結婚してほしい」と言い出す…。

 

第6話

2012年5月23日放送

恋人との結婚が間近となり、周囲に幸せオーラをふりまく葵(北乃きい)。結婚生活に絶望する睦(稲森いずみ)は、葵の結婚話で盛り上がる周囲の雰囲気から取り残される。峯太郎(佐藤隆太)は、睦の気持ちを察して彼女を思いやる。家族の中での孤立感を深めるばかりの睦は、峯太郎だけに悩みを打ち明ける。

一方、裕(綾野剛)は、峯太郎と睦が次第に心を通わせていくのが気がかりでならない。

そんなある日、葵が始業時間になっても出勤してこない。葵を心配するマリ(余貴美子)に頼まれ、峯太郎が葵の部屋を訪ねると、葵が手首を切って倒れていた…。幸せいっぱいだったはずの葵にいったい何が!?

 

第7話

2012年5月30日放送

マリ(余貴美子)が乳がんの手術でしばらくの間、仕事を休むことに。乳房再建と豊胸を任された峯太郎(佐藤隆太)は、睦(稲森いずみ)と一緒に遅くまで残って勉強するようになる。

そんな中、慎太郎(山崎一)が恋人のさなみ(明星真由美)を連れてBSCにやってくる。さなみが歌手としてデビューすることになったので、顔を小さくする手術をしたいのだという。遠慮もなく治療費を値切ろうとする無神経な二人に、峯太郎は怒りを覚える。

一方、睦は、峯太郎が自分の中で大きな存在になっていることに気付く。峯太郎と睦が徐々に惹かれあうのを敏感に察知した裕(綾野剛)は、不安を覚え…。

 

第8話

2012年6月6日放送

心を通わせ、一夜をともにした峯太郎(佐藤隆太)と睦(稲森いずみ)。BSCでは、二人の不倫が噂になってしまう。スタッフたちは嫌悪感を露わにし、峯太郎と睦は孤立する。

峯太郎と自分の人生をやり直そうと決めた睦は、家族に離婚話を切り出す。しかし、息子の達也(佐藤瑠生亮)は、睦に怒りをぶつけて心を閉ざす。峯太郎と一緒に達也を育てていくつもりだった睦だが、達也を捨てて峯太郎との愛を貫く決意を抱いて峯太郎のもとへ走る。しかし、峯太郎は睦を深く愛しながらも、達也を自分と同じく母親に捨てられた子供にしてしまうのを恐れるのだった。

一方、裕(綾野剛)は、峯太郎と睦が結ばれたことを察し、せつない思いを募らせる。人を愛する苦しみを知った峯太郎の決断とは!?

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