2014.2.9 - 岡山県『魚介×牛脂のWスープ0円ラーメンとシュウマイ小エビ添え』
地元名物の「笠岡ラーメン」に負けじと、笠岡市周辺の0円食材で作った、「魚介と牛脂のWスープ0円ラーメン」。魚のアラと牛の脂身から出汁を取ったWスープ。 さらに、仕上げに味付け卵を添え、ゆずで風味も楽しめる一品。 そして、魚の中落ちで作った「シュウマイ小エビ添え」。
0円食材
長瀬が頂いた食材
売れ残った小エビ
横江漁港の漁師さんから頂いた0円食材。
漁船の生け簀に売れ残っていた小エビ。
小エビ自体は商品になるものの、前日から生け簀に残っていたものは、翌日には死んでしまい、漁師の高森さんも食べないため頂けた。
分けて頂いた方
高森 宏さん |
少し身がついた魚の骨や頭
笠岡市の鮮魚店「魚庄」で頂いた0円食材。
頂いたのはタイ、ブリ、カンパチなどの魚をさばいた後に出る、骨や頭などのアラ。
こちらでは惣菜等も販売しているため、魚の調理も行なっている。
その際に魚の骨や頭がでるが、アラが欲しいというお客さんには分けているが、午後になると捨ててしまうという。
奥家 宏明さん |
液卵にもならない割れた卵
養鶏場「釆女(うねめ)ファーム」で頂いた0円食材。
こちらでは、2万羽の鶏を飼育し、栄養豊富で濃厚な卵を出荷している。
その中には、割れてしまうものもあり、それらは液卵にもならないため頂けた。
分けて頂いた方
釆女 道義さん |
太一が頂いた食材
長さの足りないラーメンの麺
笠岡ラーメンの製麺所「丸新麺業」で頂いた0円食材。
帯状の生地から細く麺の形に切る際に、最初と最後の端の部分は規定のグラム数(長さ)にならないため、捨てられてしまう。
分けて頂いた方
伊藤 さな江さん |
真紀さん |
笠岡牛の脂身
食肉加工「たにもとふぁむ」で頂いた0円食材。
玲奈さんのお父さんが牧場で牛を育て、加工・販売をお母さんの良子さんと玲奈さんで行なっている。
加工作業の際、脂身は切り取り捨ててしまうという事で、その脂身を頂いた。
分けて頂いた方
谷本 良子さん |
玲奈さん |
小さい・傷モノ・霜の被害をうけたゆず
捨てちゃうシイタケ、ネギ、ホウレンソウ
笠岡市でゆずを栽培する農家さんに頂いた0円食材。
ゆずの選別作業を行う際に霜で傷んだものなどは規格外として、捨てられてしまうという。
その他にも、放置されていたシイタケ、葉が傷んだネギ、葉が黄色く、出荷できないホウレンソウなども譲ってもらった。
分けて頂いた方
塚本 渉(わたる)さん |
0円料理
魚介と牛脂のWスープ0円ラーメン
1.魚のアラと骨、頭、エビの殻を鍋に入れられる大きさに切り、炙る。
2.炙った魚とエビの殻をお湯に入れダシを取る。
3.牛脂、ネギを細かく刻み、強火で3分程炒める。
4.ダシにお好みで、塩、酒、(白ダシ)醤油、味噌を入れる。
5.先ほど炒めた牛脂を鍋に入れ、じっくり煮込みスープの完成。
6.さらにスープを少量別の鍋に移し、そこに濃い口醤油、みりんを入れ、その中に茹で卵を入れ煮詰める。
7.ラーメンの麺を1分茹で、トッピングに煮卵、茹でたシイタケとホウレンソウ、さらにゆずの皮を擦りおろしてのせたら完成。
シュウマイ小エビ添え
1.魚の骨の周りの身をスプーンでそぎ落とす。
2.そぎ落とした身を包丁で叩く。
3.叩いた魚の身をこねて団子状にする。
4.といた卵をフライパンに薄く伸ばし、薄焼き卵を作る。
5.薄焼き卵を3センチ程の幅で切り、団子状にした魚に巻く。
6.エビを中火で5分程茹で、エビの皮を剥く。
7.最後に茹でたエビを上に乗せ、20分程蒸すと完成。
道の駅
道の駅 笠岡ベイファーム
瀬戸内海に面した、笠岡市にある道の駅。地元で採れた新鮮な野菜を始め、魚介類も豊富に並ぶ。 月に一度、「かき祭り」や「いちご祭り」など様々なイベントが行われ、地元を盛り上げている。 そして一番の名物が、毎朝10時から始まる「魚の詰め放題」1500円。 袋に魚の頭さえ入っていれば、どれだけ詰めてもOK。 |