今回の厄介者
アフリカツメガエル ~アフリカを生き抜く大食漢~
生物『アフリカツメガエル』 原産地アフリカ中部から南部に生息。 問題1960年代以降、国内で実験用動物として流通し、野外に定着。 |
加藤英明静岡大学教育学部講師。 |
農業用の溜め池などの水中に生息するため、ボートで池の中心部まで渡る。 |
30分に一回ほど、息継ぎをするために水面に姿を現わしたところを、すかざずタモ網ですくって捕獲。 |
息継ぎの時間が1秒足らずと短いため、タモ網で捕らえるのが難しい場合は、投網などの大きい網で捕獲する。 |
投網は水中の比較的浅い場所にいるオタマジャクシや若い小さな個体しか捕れない可能性が高く、子供を産む大きな個体を捕えるためには、池の底をさらうような方法がベスト。 |
そのために、水深の浅い池で、底まで届く追い込みネットを池全体に広げて引っ張り、池底を足で撹拌しながら、泥の中のカエルをネットの中に追い込む。 |
ただし、肋骨が柔らかく発達しており、小さな網目からでも、すり抜けてしまうため、罠を仕掛けるのも有効。 |
罠はアナゴなどを狙うのと同じもので、鶏レバーの匂いでおびき寄せ、入れば出られない構造。 |