今回の厄介者
クララ ~沖縄県 陸を歩く外来魚~
生物『クララ』 原産地東南アジア~インド原産で、湿地や流れの緩やかな河川の岩の下などを好む。雨季に止水域の岸辺に横穴を掘って、1万個ほどの沈性付着卵を産む。 問題東南アジアから観賞魚として日本国内で流通。 |
加藤英明静岡大学教育学部講師。 |
クララが生息する川で、空気呼吸のために、定期的に水面から顔を出すタイミングを狙ってタモですくい捕る。 |
川の中に入って捕獲するが、クララは警戒心が強く、話し声や人影、振動などを8本のヒゲで敏感に察知するので、物音を立てないように進む。 |
川のカーブの内側は流れが弱く、エサが溜まる。 |
クララが好む岸辺の岩の下に逃げ込まれないよう注意を払いつつ、川上と川下から挟み撃ちで追い込む。 |
行き場をなくしたクララは、パニック状態に陥り、代謝が高まって空気呼吸が多くなるので、捕獲するチャンス。 |
捕獲した後も不用意に地面に置くと、歩いて逃げ出すこともあるので油断は禁物。 |