今回の厄介者
ムラサキウニ ~海のブルドーザー~
生物『ムラサキウニ』 原産地本州中部以南、中国南部、台湾に分布する。 問題主に海藻を食べて生活しており、大食漢として知られ、海藻を食べつくす「磯焼け」の原因となる。健康的なムラサキウニは食用にされるが、「磯焼け」の海にいるムラサキウニは飢餓状態であり、成長不良のため身が少なく食用にされないため、買い手がつかず、漁師たちも獲らないため、数が増え続けている。 |
加藤英明静岡大学教育学部講師。 |
ウニは波や天敵から身を守るため、岩をかじって穴をあけて、その穴や岩の隙間に潜んでいる。 |
潜んでいるウニをイソガネというかぎ状になった漁具で岩から剥がして捕獲する。 |
三浦市で栽培されている特産の春キャベツの捨ててしまう予定の物を分けて頂き、それを餌にムラサキウニを美味しく育てる。 |
ウニリーヒルズ
養殖に使う水槽は、城ケ島漁協の直売所で、活魚を入れていた船型(ふながた)の水槽。 |
この水槽に、ウニが大好きな隙間のあるコンクリートブロックを沈め、隙間と日陰を作る。 |
釣り堀の飼育用ポンプで、海水を24時間流し続けることで、水の流れを作り、ウニがエサのキャベツをキャッチしやすいように。 |
デッドスペースとなっている部分に流木などを設置し、影と隙間を作り、よりウニが過ごしやすい環境に。 |