今回の厄介者

チャイロスズメバチ ~盗賊スズメバチ~

特徴

生物

『チャイロスズメバチ』
ハチ目スズメバチ科。
その名の通り、茶色い体が特徴。
チャイロスズメバチの女王バチは、まだ小さい他の蜂の巣にゆっくりと近づき、既にいる働き蜂を殺して無理やり巣に侵入。
その巣の女王バチを殺して、卵を生み、元々いた、働き蜂に育てさせる。やがて、元々の働き蜂は、寿命で死に、巣は、新たに生まれたチャイロスズメバチで溢れかえる。

原産地

元々は北海道の山地に生息。
ここ数十年で、徐々にその活動範囲を広げ、現在は本州・広島県でも確認され、その棲息範囲を拡大。

問題

攻撃性が高く超凶暴。
痛みを引き起こす成分セロトニンを多く含む毒を持ち、刺された時の痛みは、同じスズメバチ科の中で最も強いと言われている。

専門家

加藤英明

静岡大学教育学部准教授。
准教授として学校で授業を行う傍ら、外来生物の捕獲・研究など保全生態学にも取り組んでおり、各地で講演や調査を行っている。

捕獲方法

風通しが良い所にハチの巣を仕掛けて、チャイロスズメバチをおびき寄せる。

仕掛けたエサに来たハチを捕まえ、体に目印となるチラを結びつける。

チラをつけたハチを離し、後を追って巣を見つける。

巣を見つけたら、吸引機で巣の周りのハチを捕獲しながら、周囲を飛び回るハチを網ですくって捕獲する。

最後にハチの巣を切り落とす。

ページTOPへ ▲