食材ノート

春よ恋の麺(試作第二号)

1.青竹打ち

試作第一号の失敗の原因は、『春よ恋』の強い弾力に、手のこねる力が負けてしまったため。
そこで、栃木県佐野市で行われている『青竹打ち』で打つ事に。
真っ直ぐな孟宗竹で、てこの原理を使い、ももの裏で踏むことで、手でこねるよりも3倍の力で打つことができる。ポイントは、リズム良く、全体にうまく体重をのせること。

2.切り~揉み

延ばした生地を、等間隔に細く切り、手でしっかりと揉む。
こうしてできあがったのは、『試作第一号』よりもしっかりとした、細縮れ麺の『試作第二号』。

3.茹で

1分ほど、お湯で茹でる。『試作第一号』は茹でている途中で切れてしまったが、『試作第二号』はちぎれずにうまく茹であがった。
しかし、食べてみると、コシがなく、柔らかくて水っぽい。
その原因は、打ち方にムラがあったため、生地の中の空気が抜けない場所ができてしまい、その空気が茹でた際に膨張し、破裂して水が入り込んでしまったため。
そこで、城島は青竹打ちをマスターすべく、麺修行を開始!

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