放送内容

2014年10月26日

世界一うまいラーメンを目指す男たちの挑戦。
そのヒントを探るべく、太一が訪れたのは、品川区荏原中延にある、人気ラーメン店『多賀野』。
人気商品の醤油ラーメン「中華そば」を食べてみると、
太一「うま味成分がすごい!」
シンプルな見た目とは濃厚な出汁のうま味。
そのうま味の正体は、昆布。

『多賀野』のうまさの秘密はコレ!

うま味成分として知られるグルタミン酸を多く含む昆布を使用し、豚肉、地鶏を昆布と一緒に煮こむことで、それぞれのうま味が、まるでかけ算されるように、濃厚で深みのある出汁がとれるという。

手に入れたヒント!

うま味の基本は、昆布!
さらにほかの食材と合わせると、それぞれの食材のうま味が引き出され、調和し、うま味が増す!
まさに、究極のうま味は、昆布によって生まれる!
太一「昆布がどれだけ大事かわかりました」

続けて、訪れたのは、そんな昆布を極めた店。
千代田区九段下にある『斑鳩(いかるが)』。
自慢の「白醤油本枯鰹中華そば」は、鶏や豚など動物系を一切使用せず、昆布だけで出汁をとっている。
太一「パンチがある!」

『斑鳩』のうまさの秘密はコレ!

1箱10万円の利尻昆布を惜しみなく使用!

手に入れたヒント!

京都の高級料亭などでも使用されているのが、北海道の利尻昆布!
コクのあるうま味だけではなく、塩気も感じる。

そして、昆布の使い道は、出汁だけではなかった!
続けて訪れたのは、渋谷区幡ヶ谷のある『たけ虎』
昆布にこだわり抜いた「よろ昆布ラーメン」。
出汁はもちろん、具にも発芽して3か月ほどの幼い昆布を使用。

『たけ虎』のうまさの秘密はコレ!

この店で使われる真昆布は、3枚で、13600円!
献上昆布とも呼ばれ、江戸時代から朝廷や幕府に献上、さらに、現代でも京都のミシュラン三ツ星の高級料亭に使われている、まさに最高級昆布!

手に入れたヒント!

昆布の王様は、北海道の真昆布!
その風味は、脂っぽいラーメンのスープにも負けないほどのコクと、豊かなうま味!

そんな、昆布の王様を求め、北海道函館南茅部町、白口浜へ!
やって来たのは、達也!
ここに極上のうま味を生み出す昆布の王様が自生するという。
昆布が生えているのは、水深3mほどの岩場。
そこで使用するのが、長さ4m、通称「マッカ」と呼ばれる道具。
船の上から、海底を箱メガネで覗きながら、二股に分かれるその先端に昆布を巻き付け、昆布を収穫する。
達也「こうやって昆布をとるんだ!」

とれた昆布は2年もので、長さは達也の背を優に超えるビッグサイズ!
達也「こんなにデカいの!?」
しかし、ただ大きいだけでは極上の昆布とは言えない。
肉厚で、幅の広いものが、最も良いものとのこと。
そこで、潜水士・達也が海に潜って、実際に目で見極めながら、昆布を探すことに!
目指すは、肉厚で幅広のもの。
達也が、狙いを定め、手に入れた昆布は、長さ2m、厚さ7㎜の、昆布漁師も太鼓判を押す、実入りのいい肉厚な極上の真昆布!

そして、昆布のうま味を最大限に引き出すために行われるのが、天日干し。
海に生えている昆布は、うま味成分が固く閉ざされた状態だが、天日干しすることによって、で、グルタミン酸が分解され、味として舌で感じられるようになる。
3日間天日干しすると、見た目は縮んでしまったが。その分、うま味が凝縮。
こうして、究極のうま味を生み出す、北海道産真昆布の完成!
松岡が手に入れた石川県能登半島の海塩、城島が手に入れた伊豆半島手火山式の宗田節と合わせることで、これで初めて出汁ができる!

一方、福島の畑では、究極の麺の原料となる最高級小麦『春よ恋』が、すくすくと生長中。
およそ10cmの穂に、30粒ほどの実がつきはじめたが、その実はまだ柔らかい。
長瀬「まだ早いか、実が固まるには」
実が固くなるまでは、あと1か月半ほどかかる。
城島「まだまだ、先は長いよ」
そう、ここからが小麦栽培の本当の勝負。

しかし、そんな小麦を狙ってやって来たのが、イノシシ。
夜行性のイノシシは、夜になると食料を求め、森から人里にやってくる。
人間の1億倍もの嗅覚で、大好物のイモや米、小麦などの穀類を嗅ぎ分け、食べ尽くす。
かつて、福島DASH村でも収穫目前のサツマイモを食い荒らされてしまった。

その時、明雄さんから教えてもらったのが、田畑を囲う竹鳴子。
畑を囲むように、イノシシ目線の40cmの高さにロープを設置し、揺れると音が鳴るように竹をぶら下げる。
体にロープが絡みつく感覚とその音で、イノシシを追い払う。
これで、イノシシ対策はバッチリ!
しかし、小麦の天敵は、空からも…。
それは、この夏日本中を襲った、台風11号。
自然の驚異に、収穫直前の小麦は耐えられるのか…!?

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