放送内容

2015年5月31日

世界一うまいラーメンへの男達の挑戦。
スープの要となる、出汁、タレが決まり、残るは…
松岡「今度は油にこだわらないといけない」
スープに深いコクを与え、麺にスープを絡みつかせ、何度も食べたくなるやみつき感を生み出す、油。
TOKIOのラーメンの出汁とタレに合う、究極の油とは何なのか?

そのヒントを探りに、松岡がやって来たのは、荒川区三ノ輪にある、『トイ・ボックス』。
ミシュランガイド東京2015にも掲載された、世界が認めた一杯は…
松岡「麺にからみつく。美味い!」

『トイ・ボックス』の旨さの秘密はコレ!

丸鷄、鶏ガラを弱火で6時間煮込み、浮いてきた脂を濾して抽出する鶏油(チーユ)。
この美しい黄金色の油の最大の特徴が、旨味と甘み。
松岡「油自体の旨味がすごい」

手に入れたヒント!

香り、コク、甘みのある鶏油。
こちらのお店では、川俣シャモという最高級シャモを使用している。

そこで、松岡が訪れたのは、福島県川俣町にある、川俣シャモファーム。
社長の佐藤さんによると、
佐藤さん「運動する事で旨味成分のグリコーゲンが増す」
旨味の理由は、それだけではなく、エサにも。
完成までに30年かかったという専用のエサは、トウモロコシのデンプン、魚粉の動物性たんぱく質により、より強い旨味を生み出す。
良質なエサ、豊富な運動によって育てられた川俣シャモは、1キロ7000円。通常の鶏肉の8倍の値がつく。

その脂身から鶏油を抽出するにも知恵と工夫があった。
一般的には、直接煮込んで浮いてきた油を取りだすのだが、こちらでは湯煎させる事で、油を取り出す。
水に触れずに抽出することで、より純度の高い鶏油が取れる。
川俣シャモ50羽分の脂身からわずか500ml。
松岡「甘い!臭みが全然ない!やっぱり鶏油じゃなきゃダメだ!」
TOKIOのラーメン、使う油は、鶏油で決まりか?

一方、長瀬がやって来たのは、品川区旗の台の『ブンブンブラウカフェ』。
多くの女性客が訪れる。その理由は…
長瀬「優しい!喉をサラッと通っていく感じ」
スープの表面を覆うほど油がたっぷりなのに、油っぽさを一切感じない。
その訳は…

『ブンブンブラウカフェ』の旨さの秘密はコレ!

通常は、ギトギトしてしまう豚の背脂、ラード。
こちらでは、600年の歴史を持つ沖縄固有の在来豚アグーを使用し、手作りでラードを作りだしている。
ラードなのに優しい口当たりが、他にはない優しい味を作りだしている。

手に入れたヒント!

アグーからとったラードは、人間の体温ほどで溶けはじめ、口に入れれば、すぐ溶けてサラッとした優しい味わいになる。
さらに、
長瀬「醤油や煮干しなんかのいろんな味が抜けてくる」
つまり、アグーのラードは食材の旨味を際立てる。

そこで、長瀬が向かったのは、沖縄県今帰仁村にある、沖縄に3軒残る在来アグー畜産農場の1つ、金城ミート。
飼育長の親川さんにお話を伺うと、アグーは、病気に弱いため、水浴びと小屋の清掃が欠かせず、1日2回を365日毎日行っているという。
さらに、エサは、腸内環境を整えるビタミンCが豊富なシークヮーサー、同じく整腸効果のあるビール粕、肉の甘みを作る米を混ぜている。
こうして手間暇かけて育てられたアグーは、1キロ5000円。
普通の豚肉の5倍の値がつく。

そんなアグーの背脂からラードを取り出すには、経験と技術が必要。
ラードを作って80年のハナおばあにその極意を学ぶ。
背脂を焦げないように、フライパンで炒める。
少しでも焦がしてしまうと、雑味が出てしまう。
火加減に気を配ること、20分。
身から油をにじみ出し切れば、アグーのラードの完成。
長瀬「サラサラ!全然しつこくない!」
果たして、男達が選ぶのは、川俣シャモの鶏油か、それとも、アグーのラードか…?

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