放送内容

2015年8月30日

世界一うまいラーメンを目指す、男たちの挑戦。
日本各地で集めた出汁、3種類の醤油をブレンドしたタレ、沖縄アグーのラードを合わせた、男たちのスープ。
太一「これだよ、これ!」
ようやく、一つの形になったスープだが…
太一「もう少し、美味しくなるはずじゃない?」
達也「もう一息なんだよね」

何が足りないのか?
そのヒントを探るため、達也が訪れたのは、東京都幡ヶ谷にある、『金色不如帰』。
炎天下の中でも行列が絶えない人気店。
達也「うめえ!ちょっと衝撃があったな」

『金色不如帰』のうまさの秘密はコレ!

店主の山本氏が13年以上かけて完成させた特製スープ。
昆布、煮干しなどのほかに、三重県桑名のハマグリで作った、旨味があり、味の厚みを感じる絶品!

手に入れたヒント!

脳で最初に感じる、昆布などに含まれるグルタミン酸、次に感じる、煮干しや鰹節に含まれるイノシン酸、そして、貝に多く含まれるコハク酸という、何層もの旨味が、スープに厚みをもたらす。

山本氏によると、使いたくても使えない、入手困難な幻のハマグリがあるという。それは、
山本氏「鴨島ハマグリっていうんですけど」
達也も初めて聞くその名前。どんなハマグリなのか?
さっそく向かったのは、島根県益田市、高津川の河口付近。

高津川は、国の水質調査で4年連続日本一に輝いた河川。
その上流には広葉樹が広がり、全長81㎞にわたりダムが無く、ハマグリの餌となる栄養分がそのまま海へ届く。
そのため、この地のハマグリ漁師・大庭さんによると、
大庭さん「だから栄養分が豊富」

そのハマグリを獲るのは、船の上から箱眼鏡で海底をのぞき、1個1個四つ又鉾でさす磯見漁という80年受け継がれる伝統漁で。
素人にはなかなか難しいが、ハマグリがいそうなくぼみを見つけ、四つ又鉾でさすと…
達也「当たった!」

達也がゲットしたのは、およそ150gの鴨島ハマグリ!
なんと、普通のハマグリのおよそ10倍の重さで国内最大級!
達也「でかい!これは間違いないと思う」
その10年かけて育った天然ハマグリを網で焼いて頂くと、
達也「旨味、貝の香りが出てる!大きいのに繊細な味!出汁が出てる!」

ハマグリの中でも、特に旨味が強い鴨島ハマグリ。
これが、男たちのスープの最後のピースなのか。
スープの味は、どう変わるのか?
その数日後、3人のラーメン界の巨匠が男たちのラーメンを試食。
巨匠たちに、男たちの味は通じるのか?
しかし、巨匠たちからは、思わぬ言葉が次々と…。
果たして、男たちのラーメンはどうなるのか?

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