紀州漆器は、黒江塗りとも言われ、和歌山県海南市の「黒江地区」を中心に生産されている。室町時代に紀州木地師によって渋地椀が作られたのが紀州漆器の始まりだといわれている。
日常生活で気軽に使える漆器が主体で、伝統工芸品にも指定されており、温かみのある塗りならではの美しさは今もなお、職人の手によって伝え続けられている。