1600年、徳川家康が東海道を整備した際に江戸護衛のため設置された。
現存する唯一の関所建物として、昭和30年(1955)国の特別史跡に指定されている。
創設当初、浜名湖の今切口に近い場所にあったため、正式には今切関所と言われるが、地震や津波などの災害で移転を強いられ、現在は三度目の場所となる。

現存する施設には、接客するための「書院」、役人の控室「下改勝手」、足軽の控室「足軽勝手」、そして、関所の中で最も重要な、通行人の取調べを行う「面番所」がある。