商店や飲食店が少ない母島。その事から、母島唯一の集落、沖村の人々が皆で酒盛りをする際は、夜な夜なガジュマルの木の下に集まっては宴会を開いている。 その時、各自一品ずつ持ち寄るのが島の義務になっている。
その宴会でも良く持ち寄られるのが島寿司。 島ではワサビが手に入らない事から「カラシ」が使われている。 カラシによる防腐効果で高温多湿な環境でも腐りにくい。 また、製糖が盛んだった影響から、父島のものより甘口の味付けである。