一枚の写真から差出人の家をつきとめろ!

「住所を書かないで、家から写した風景を送って下さい。あなたの家を突き止めます」とTOKIOが挑戦状をたたきつけた。
そして届いた1288通の写真。
なんと、大きな手がかりである消印のはっきり押されていないものを選んでしまった。
一体どうやって探すのだろうか?
手がかりはあるのか?

 今回は2回目という事もあり、刑事チーム(松岡・城島)、探偵チーム(太一・達也)ともに最初は余裕をかましていたが、彼らが選んだ写真は、前回のものと比べてもヒントが少なく、はるかに難しい。TOKIOが知恵を絞り、推理し、そして足で捜査する姿にぜひ注目を。送られた写真と同じものを撮影しなければならないので、日没が早いこの時期は、本当に時間のロスは許されない。はたして彼らは差出人の家にたどり着けたのか !?

今回挑戦するメンバーは・・・

 刑事チーム、ハナ曲署 松岡刑事・城島デカ長。
 探偵チーム、金田一達也・シャーロック太一。

はたしてどのような推理を見せるのか?

 手がかりは写真に写っている風景と、封筒の消印の2つだけ。
 刑事チームが選んだものには、場所が特定できる消印がはっきりと確認できず、手がかりは、写真のみとなってしまった。
 探偵チームは、消印が「新潟越後○沢」となっていて、これを「越後湯沢」と推理。

 情報が写真のみの刑事チームは、写真から捜査のエリアを探さなければならない。手がかりは、背景に写った大きなつり橋。横浜のベイブリッジか?と思われたが、「ベイブリッジとは感じが違う」という松岡の判断でレインボーブリッジへ向かう。しかし、実際に見ると、柱の構造がまるで違い、全く別の橋ということが分かった。そこで、都内の図書館で、橋の資料を探す。写真を改めて見ると、相当大きい橋だということが分かった。橋の長さが1000m以上の巨大つり橋は、全国に6つしかない。松岡刑事が、橋の柱の交差している構造部分に注目。それによって、写真に写っている橋が兵庫県 明石海峡大橋(3910m)と特定された。兵庫県明石市へ向かう。

 探偵チームは、消印から越後湯沢へ向かう。越後湯沢の町は四方を大きな山に囲まれて、町と山が近くに感じられ、山が遠くに写っている写真とは印象が違って見える。

 刑事チーム、明石市へ向かう列車の中で、写真を検証。捜査の鍵となるのは、写真中央にひときわ大きく写っているビルと橋との位置関係。列車の窓から、写真に写るビルとよく似たものを発見し、兵庫県西明石駅で途中下車する。駅前のタクシー運転手に写真を見せると、有力な情報が得られた。家並みの向こうが淡路島と判明。そして写真を写した位置は、山側との情報。

 探偵チームは、地図を頼りに越後湯沢付近の写真の風景に似たスキー場を捜査する。しかし、越後湯沢周辺のスキー場は数多くあり特定できない。そこで、次なる手がかりの写真に写っている赤い急斜面の屋根を探す。しかし、珍しいと思われた屋根は、茅ぶきにトタンをかぶせたもので、雪国ではよく見られ、決め手に欠ける。捜査は振り出しに戻ってしまった。
 消印から手がかりを得ようと、湯沢町郵便局へ行く。局員の方に写真を見てもらうと、山並みの位置関係から、写真は湯沢町ではなく、隣の塩沢町だろうとの有力な証言が得られた。
 途中、太一が拾った破れた葉書に「新潟湯沢」の消印が。湯沢町からの投函なら「新潟湯沢」となることが判明した。今まで「新潟越後○沢」の消印を「新潟越後湯沢」と考えていたが、 新たな情報を得るために、塩沢町役場に行く。すると、今までスキー場の山田と思っていたものが、どうも違うらしく、手前に川があるのではないかと言う。十日町ではないかとの証言を得ることができた。十日町だとすると、川は信濃川になり、川沿いの赤い屋根を探すことになった。
 十日町へ移動中、太一が地図を見ていて、上越スキー場の真裏が越後田沢と気が付く。「新潟越後○沢」の消印は「新潟越後田沢」なのだろうか? そこで、ルートを変更する。十日町へ向かう前に、手前の中里村の越後田沢方面へ行く。

 刑事チーム、写真に写っているビルや屋根を次々と発見。後は、見える角度や位置を絞り込むだけ。松岡が写真手前に写っているギザギザ屋根を発見する。全ての点が線で結ばれた。そして、写真に写っているベランダの柵と同じマンションを発見した。実は、この場所は何度も行き来していた場所だったのだが、風景の角度に気を取られるあまり、目の前にゴールがあるのに気が付かなかったのだった。ついに、差出人の木村槙さんを突き止めた。

刑事チームが捜査を終了した頃、探偵チームは越後田沢郵便局で、消印がこの局で押されたものと確認する。このことによって、差出人が中里村から出したということが分かった。村人に聞き込みを開始。越後田沢駅周辺では情報を得ることが出来なかったので、信濃川の支流である清津川を南下する。小学校で聞き込みをすると、写真に写っている男の子が「コウイチ君」だと判明。同じクラスだと言う女の子の証言から、コウイチ君の家へ。ついに、差出人の南雲晃一くんを突き止める。

ハーロー城島 一週間で100万円どれだけ増やせるか !?
 前回マジカル頭脳パワーの賞金100万円をドルに替えて見事にもうけたハーロー城島。今回はなんと、上田ハーローへ直接出向き、最新の金融市場情報を手に入れた。
一体、円を何に替えたのか?
もうけることは出来るのか?

 まずは情報収集。外貨の動向をチェックし、上田ハーローへ向かった。
 ニュースでもよく見かけるこの場所は、ドルを中心とした外貨の売り買いの仲介をしている、日本経済の中枢の一つである。ハーロー城島がついに、あのあこがれの舞台に足を踏み入れた。日々、秒単位で展開される戦場のような取引現場。そして彼は、世界を結ぶ念願の円卓に座る。最前線で働く人から情報収集を行う。すると「1月1日から取引が始まるユーロ(EURO)が面白いのでは」との情報が。ユーロとは、EU(ヨーロッパ連合)の通貨統合単位のこと。ただし、ユーロ紙幣、貨幣の流通は2002年1月からの開始となる。

 上田ハーローで、ユーロを学んだものの、この日はまだ去年の暮れ。ユーロの取引は始まっていない。ユーロ誕生前、アメリカドルに次いで力があった通貨が、ドイツマルク。ユーロ導入の期待含みで、必ず上がるに違いないと判断した。

 ハーロー城島、雨の中を出かけた先は郵便局。実はドル以外の外貨は、両替を必要とする人が少ないため、紙幣を用意してある金融機関は少なく、すぐに両替できるとは限らない。そこで、今回は郵便局でマルク両替をした。
*一部の郵便局では取り扱っていません
100万2551円をマルクに両替する。両替は紙幣のみなので、13,400マルク+598円となった。

 こうして、またも期待と不安の一週間が始まった。



1マルク当たり現在の金額前日比 
2日目74.75 円100万1650 円-901 円この日は、ドイツの経済指標が発表された。しかし、ドイツ経済の不安感から世界的にマルクの人気が落ちた。
3日目74.56 円99万9104 円-2546 円マルクはさらに下がった。
4日目75.02 円100万5268 円+6164 円この日は宮沢蔵相の辞任を示唆する発言により円の人気が落ちる。
5日目75.63 円101万3442 円+8174 円円はさらに下がり、一方マルクは上がる。



 そして、一週間が経った。
喜びを隠しきれないハーロー。この一週間でマルクは一円以上(1マルク 74.77円 --> 75.85円)上がったので、ハーローの計算では、元手100万2551円が101万6988円と、プラス1万4437円になっているのだ。

 郵便局で、マルクを円に戻す。戻った金額は、91万7828円。ハーローの計算とは9万9160円もの差があった。これは、両替手数料による差額である。つまり、1マルクを70円とした場合、1マルクにつき両替手数料は3.7円かかってしまうのだ。しかも、両替も円からマルク、マルクから円と、2回行ったため手数料も2倍かかって、1マルク7.4円の手数料が発生してしまっていたのだった。

「このままでは・・・負けてられません。とりあえずちょっと考えに行こう」という言葉を残して郵便局を立ち去った。

 大切な100万円を減らしてしまったハーロー城島。次回は名誉挽回なるか ?!