豪雪地帯に学べ 極寒ペーパードライバー雪道強化合宿

 太一教官と達也教官が帰ってきた!
舞台は極寒の地「北海道・旭川」カチカチに凍った道路で、命がけのペーパードライバー猛特訓!

 果たして全長100kmのドライブ、無事にゴールできるのか?

 豪雪地帯・北海道では夏の間だけ運転するという、「冬だけペーパードライバー」が 大勢いるという程、運転が困難な地域。ロケハンの段階から、スタッフの車もツルツルスリップしてあわや激突の連続。こんな場所でペーパードライバーに運転させて大丈夫かな・・・とビビリながらもロケ敢行。
 達也君は、相変わらず頼りになる優しい教官ぶりを発揮していたけれど、相当冷や汗かいていたようです。途中、ラーメンを食べるシーンがあるけれど、ここは旭川でも有名な味噌ラーメンの店、旭川に行くことがあったら是非寄ってみて下さい(ホント旨かった)

ボクは泣いてしまいました。
橋本君の体はずっと左に傾きっぱなしでした。
危なすぎて生きた心地もしませんでした。
そんな出来事を忘れたくて恋をしました。

 実は、車を借りる友達の親御さんがどうしても「ぶつかって壊される!」と、あまりにも心配するので、運転するペーパードライバーには内緒で、ロケ中、急きょ全く同じ車種のレンタカーを借りてロケを行ったのでした。その親御さんのあまりの心配ぶりが、今回の実験で一番印象に残っています。TOKIOが隣についているのにねー。

 豪雪地帯で道路網が発達した町、北海道旭川市が舞台。

 今回のペーパードライバーは、
OLの前田陽子さん(24才)ペーパードライバー歴5年
父親が教習所の元教官。友達と温泉に行きたい。

大学生の橋本大輔くん(22才)ペーパードライバー歴2年
高校時代100m走でインターハイ出場(自己ベスト10秒9)
彼女とスノボに行きたい。

 この日の積雪は150cm。旭川を舞台に始まる雪道教習は、それぞれの車庫から全長100kmに及ぶ初めての長距離ドライブ。市内を抜け、ゴール地点は和寒東山スキー場(北海道上川郡和寒町)。路面の凍結や、狭くなった道幅の状態の中、5項目(1.坂道発進 2.給油 3.ドライブスルー 4.駐車)をクリアすれば合格。

 前田さんは友達の車エスティマを借りてドライブ。寒さでかぎ穴が凍ってしまってドアを開けることが出来ない。ここで、JAF隊員でもある達也のアドバイスで、ライターを使いかぎを温める。すると、開けることが出来た。さらに、ミラーに付いてしまった氷も落とす。

 彼女の見送り付きの橋本くんはお父さんのランドクルーザーで行く。


AM 10:00。スタート。
ここから市内の細い道、混み合う市街地、山道を走り、ゴールのスキー場を目指す。

 雪道は見通しも悪く路面の表示も見えない。雪の覆い地域では、高い位置に標識や路肩の目印を付けている。

教習ポイント 坂道発進
(1)交差点でしっかりと停止
(2)ギアをローに入れる
(3)ハンドブレーキをかける
(4)アクセルを静かに踏む
(5)ハンドブレーキを戻しながら慎重に発進

 前田さんは、アクセルを踏むのが弱くて遅れすぎ。
 橋本くんは、強く踏みすぎ
 どちらも雪道では多いミス。

教習ポイント 給油
(1)スタッフの誘導に従って、徐行
(2)停止線で停止(エンジン停止)
(3)ガソリンの種類、支払方法を確認
(4)給油口を開く
(5)スタッフの誘導で道路へ

 前田さんは、車を給油口の反対側に着けてしまった。しかも、給油口のレバーが分からない。
 

教習ポイント ドライブスルー
(1)注文口に車を寄せる
(2)大きな声ではっきり注文
(3)流れに沿ってスルーレーンを進む
(4)料金を支払って、商品を受け取る
(5)慎重に車道に合流

 慎重に注文口へ進ませる橋本くんだが、かなりマイクから離れた場所に停止。改めて車を寄せる。受け取りの窓口には行き過ぎてしまい、バックする。

 スタートから3時間。
慎重派の前田さん、大胆派の橋本くん、ともに運転の勘をつかみ、旭川市街地を通過。この先、雪模様の山道へと向かう。ゴールまであと48km。

チェーン装着
(1)タイヤに合わせてチェーンを並べる
   (チェーンは駆動輪に取り付ける)
(2)車を前進させ、チェーンの上にタイヤをのせる
(3)チェーンの両端を奥側から接続する
(4)チェーンバンドを装着

 スタートから6時間。
ようやく運転が楽しくなってきた前田さん、ゴールは目前。
橋本くんも、安全運転でゴールに迫る。

それぞれ、教習ポイントの踏切も無事クリアする。

前田陽子さん、橋本大輔さん、6時間59分でゴール。

クレーン城島出動!
 2002年にはワールドカップサッカーが日韓で共同開催される。それに先がけ、城島がクレーンを使い、宮城県のワールドカップサッカー場の建設のお手伝いをする。

 宮城県総合運動公園スタジアムでの城島の作業は、メインスタンドの屋根を支えるV支柱の運搬・設置。

 周囲が口をそろえて難しいと言う今回の作業。重さ8t、全長8mのV支柱を持ち上げる城島が操作するのは、タワークローラークレーン。(吊り上げ荷重100t、ブームの長さ87m)

 作業開始。V支柱を設置するのは、地上約30mの場所。途中から、吊り荷の支柱が城島から見えなくなってしまう。ここから先は、無線による誘導の声と、城島の判断のみが頼りとなる。

 まもなく屋根の設置ポイントに到達。しかし、微妙な動きで正確に置かなければ作業員に危険が及ぶ。城島から支柱を設置するポイントは見えない。

 無事設置台への運搬完了。初めて扱ったブーム87mの巨大クレーン。

 午後に、もう1本のV支柱を無事運び、作業終了。

 しかし、クレーン城島の仕事は終わっていなかった。日本と韓国の架け橋になるべく、韓国へと向かう。

 韓国の仁川(インチョン)のスタジアム建設現場へ。しかしその現場は、宮城と比べるとほとんどなにもない状態。実は、韓国の経済問題で工事着工が遅れ、クレーン作業が始まっていなかったのだ。この現場の方が、クレーン作業が出来る場所を紹介してくれた。

 首都、ソウル。ここにクレーン作業の現場はあった。作業内容は、ビルの新しい看板の取り付け。地上15mのところに取り付ける。クレーンで作業員と看板を吊り上げる。上空は風が吹いていて作業員も激しく揺れる。韓国語を知らない城島は、指示を出す人とコミュニケーションが上手く取れない。そして、作業開始から20分。なんとか取り付け位置に到達。そして無事に新しい看板の取り付けが終わった。

城島、ちょっぴり友好の架け橋・・・

 約10ヶ月ぶりに帰ってきたクレーン城島!
またもや、すごーい作業をしてきました。
今回のプロジェクトは国際的プロジェクト。いよいよクレーン城島も国際的オペレーターに!
何をしたのかというと、みんなが待ち望んでいる「サッカーワールドカップ」。2002年には、日本と韓国の共同開催に決定! その国家事業をお手伝い。ワールドカップで使用されるスタジアムを作っちゃおうというもの。

 まず行ってきたのは、日本の宮城県。ここのメインスタンドの屋根を支える支柱を設置。高さ30mの場所に全長7m・重さ8tの支柱を運ぶというもの。今回の難しい点は、支柱を持ち上げるのにもう一台のクレーンと協力しなければならないこと。持ち上げた支柱を設置する場所は、城島の視界に入らない。作業指揮者の無線の合図だけが頼りになる。この難しい課題をクリアしてクレーンを操るリーダーにうっとりする人も多いはず。

 そして次は韓国へ! しかしそこで大変な落とし穴が !! その後は放送を見てのお楽しみ。はたして、韓国でクレーン城島は何を作ってきたのか !!

 私事ですが、韓国はいい国だが、食あたりになって9日間も下痢が続いた。辛い思い出だけが残った。

 朝が早いので、リーダーの本当は辛そうな顔が見所。