1枚の古い写真から思いでの場所を見つけ出せるのか!?
 「50年タイムトリッップ。1枚の古い写真から思い出の場所を探し出せるのか !?」
 誰しも思い出に残る場所がある。忘れられないその思い出の場所も、時が経つと変わり果て、自分の記憶の中の風景と比べてみるとかなり変わっていることが多い。
 TOKIOとおばあちゃんが、小さい頃に取った1枚の写真を元に、なつかしの場所を探しだす。

 多分、若い人たちにはピンと来ない話だと思うけど、人生も50年を過ぎると、思い出して訪ねてみたくてもハッキリ分からない場所というものが存在する。その場所が、自分が幼い頃住んでいたところなら郷愁というか、思いは格別なものでしょう。ぼやけた記憶と色あせた写真を手がかりに「かつて住んでいた場所」は探し出せるのか・・・僕も自信ありません。太一や達也もめちゃくちゃ苦労したみたい。
 時間と空間を飛び越えた大捜査を終えて思うのは、「人に歴史あり」ってことです。若い人たちにこの気持ち伝わるかな。ちなみにボクもまだ30代ですけど。

 達也くんの金田一スタイルは結構手間がかかる。唯一着つけの出来るADが先に現場に向かってしまったので、ホテルに残ったスタッフは訳の分からぬままとりあえず達也くんにハカマを着てもらい、神戸メリケンパークへと向かった。が結局、路上で着つけ直し。この日、かなり寒かった上に慣れない下駄でずーっと歩きっぱなしの達也くんは後半かなり辛そうだったが、グチのひとつも言わず、たえずおばあちゃんに気を使っていたのは、さすがプロ!! と感動しました。

 疲れた、の一言でした。ある事情でロケ全体が遅れてしまい、バタバタでした。新幹線にも乗り遅れ、新横浜駅での乗り換えを出演者・技術・制作スタッフが一斉に3分間でしなくてはならなかったりと、大慌てでした。鎌倉では、人が集まりすぎて困った。警察まで出て来ちゃった・・・。

出演してくれた坂野さん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

 実験に挑むのは山口・国分の野良猫ガッツペア。 山口が向かったのは、兵庫県神戸市住吉の松宮さん(68歳)宅。子供の頃、過ごした街を訪ねてみたいという。少女時代過ごした大阪の街。昭和11年(1936年)、松宮さんが6歳の頃住んでいた街を訪ねることに。ヒントは安治川のほとり、曲がった道ということ。数少ない情報を頼りに、早速、松宮さんと山口が大阪の現地へ向かう。

 一方の国分は、坂野芳子さん(51歳)宅へ。昭和26年(1951年)鎌倉。坂野さんが4歳の頃過ごした地を探す。ヒントは広い野原と、すぐ後ろの土手を走る電車。これらを元に神奈川県鎌倉へ移動。

 1枚の写真を頼りに、50年のタイムトリップが今、スタートする。

 山口、移動中、手掛りになる話を松宮さんから聞き出す。出てきた貴重な手掛りは、四ツ橋の電気科学館。松宮さんが昔よく通ったらしい。その四ツ橋に到着するが、すっかり姿を変えてしまった街に、記憶は戻らない。肝心な目印、電気科学館も見当たらない。そこで、道行く人に聞いてみると「10年前に、肥後橋に移りました。」とのこと。老朽化を理由に移動してしまっていた。
 そこで、家のそばを流れていた安治川を目指すことに。すると、途中、築港という地名に反応する松宮さん。立寄ってみる。と、そこにあるモノが!
それは「たこ焼き」。2人仲良く食べる。
 安治川には渡し船があり、松宮さんと山口、その安治川を渡る渡し舟に乗ってみることに。渡し船の中で、幼いころの記憶をたどる松宮さん。すると、川上にずっと行ったところに大きな石碑があったことを思い出す。

 国分の担当する鎌倉の地。重要な手掛りになるのは電車の姿。坂野さん、必死に記憶を辿るが風景も街並みも変わってしまい、思い出せない。そこで、古い街並を探し、そこから記憶を辿ってみることに。すると、一軒の古い病院を発見。坂野さんが昔通った病院らしい。さらに坂野さんは近くの海にも行ってみた。当時、よく遊びに行っていたという由比ガ浜。だが、残念ながら思い出せない。
 仕方なく、街に戻ってみると、写真に写っていた土手らしき場所を発見。国分、写真にとても良く似た家も見つけ、実際に電車が走る姿を確認。ところが、その土手の手前には江ノ電が走っていた。写真には江ノ電の線路は写っていない。坂野さんにも江ノ電が通っていたという記憶は無かった。この場所ではないのか?

 依然、決定的な手掛りをつかめないまま、場所を移動。

 一方の、松宮さんと山口は安治川から記憶を辿っていた。すると松宮さん「トンネルの近くに住んでいたんだと思うんですよね。」という記憶が。だが、山の無い場所にトンネルがあるだろうか? すると目の前に松宮さんの言うトンネルの建物が。それは安治川の対岸へ渡るための、この土地ならではの物であった。蘇る松宮さんの記憶。さらにこのトンネルを渡ると家の近くの目印である大きな石碑があるかもしれないという。
 トンネルを渡り、対岸へ。目印の石碑を探す。徐々に松宮さんの動きが活発に。と、その時、目の前に石碑が。だが、石碑の周りの風景が変わりすぎていて、家のあった場所が判らない。諦めかける松宮さんだったが、なんとか思い出の場所を探し出したい山口は、別の手掛りを求めてあらためて辺りを歩き始める。

 そのころ国分と坂野さんは、写真にある電車を目印に、線路沿いを探す。坂野さんが覚えているのは、闇市。闇市とは、戦後のマーケットの一種で、坂野さん一家が暮らしていたのも、その闇市の一角だったという。そこで、駅前の商店街で聞き込みを開始。当時坂野さん家族が住み込みでいた大寿司という寿司屋のことを聞いてみる。すると駅前に大きなマーケットがあったという事実が判明。早速駅前へ向かう。かつてマーケットがあった場所、駅前にある地下街で聞き込みを開始。とある一軒のスナックに入ってママさんに昔のことを聞いてみる。すると、重要証言が! 昔、このそばに弁天市場商店街というマーケットがあったという。そして駅から一番遠いところには2階建ての家があったらしい。坂野さんはその2階に住んでいた。だが、今そこには巨大なスーパーマーケットが建っている。写真の場所は見つかるのか!?
 一方、新たに手掛りを求めていた松宮さんと山口。「九条新道があんなところに!」という松宮さんの発言。さらに「源兵衛渡」という地名にも反応する松宮さん。次々と蘇る記憶。小学校の事も思い出した。そこで、その小学校を見つけ、通学路から家を探し出すことに。その小学校の名前は「九条北小学校」。陽気な大阪のおばちゃんに案内され、やっとその小学校に。大阪市立九条北小学校。思い出の地に辿り着いた松宮さんの目に、光るモノが。「とても懐かしい」と当時を振り返る。

 鎌倉駅前を探す坂野さんと国分。線路脇にあった家を探すが、大きな建物のために、なかなか全体像がつかめず、写真の風景と比較できない。しかし、写真に写っている線路はここ以外には無いはず。辺りを見まわしていたその時、坂野さんがある場所を気にしだした。その場所は線路脇の土手の石垣。確かに写真にも、ほんの少しだが、石垣が写っている。ビルの脇を入り、なんとか近くへ行ってみると、やはりそこは思い出の場所だったことが判明。大きな建物が建ち、周りが余りにも変わりすぎていて分かりにくかったが、坂野芳子さんの47年前の撮影場所だった。今では大きなスーパーのトラック搬入口になっているが、坂野さん4歳の、あのころの思い出の場所である。

 残るは松宮さん。小学校の通学路を辿り、家を探す。と、その時、タバコ屋さんを発見。子供の頃、そのタバコ屋さんの前で車にはねられたという松宮さん。そんな思い出も今となっては懐かしい。そして、安治川のそばに出る。すると電信柱と、少し曲がった道に出会う。そう、そこは松宮さん、63年前の思い出の地。空襲で焼けてしまったので当時の家は残ってはいないが、一家で写真を撮った思い出の場所だった。

結果
松宮さんの思い出の地 大阪府大阪市西区安治川1丁目1番35号
坂野さんの思い出の地 神奈川県鎌倉市小町1丁目2番11号

鉄骨!DASH!! ニアミス !?

 いや〜、乗り込んできましたよ! キサラヅ! きさらづ! そう! 千葉県木更津市! 鉄骨!DASH!!の本拠地ですよ。ちゃんと読んでる? そこの君!

 もー大変な所でした。行く前までは、ドキドキ、ワクワク、鉄骨メンバーに会えることを夢見て・・・。 だって、あんなオモシロイVTRを作ってるんですよ! そして、イザ木更津に到着!!・・・って、そしたらアンタ、もう大変なことになってました! キサラヅは!!!! 手がかりとなる木更津ケーブルテレビに行ったら・・・街を歩くだけで・・・って、これ以上は語れません。

  今回、山口・国分・長瀬の3人が、期待と渦巻く不安を胸に、木更津を目指す。この時期、潮干狩りでにぎわうという木更津市に乗り込んだ。すると早速、山口に、通りすがりのおばちゃん一言、「いつも見てるよ!」。???
 また、店先には見慣れた5人衆の姿が写っている「鉄骨!DASH!!」ポスターが貼られている。かなり「鉄骨!DASH!!」は浸透しているようだ。3人は市内の偵察を終え、早速木更津ケーブルテレビへ! 謎のベールに包まれたその地へ乗り込むと、そこには「鉄骨!DASH!!」の大道具が! さらに局内に足を踏み入れた3人。何かが臭う。その臭いの先には、なんとスタジオが! どうやら、さっきまで収録に使っていた模様。と、長瀬、「鉄骨!DASH!!」の台本発見!長瀬役のセリフに、「母国語で」という注釈が。やはり、あの長瀬は日本人ではないらしい・・・。

 オフィスの方に行くと社長さんが登場。社長さんの立派な眉毛を誉める長瀬。その社長は「ザ!鉄腕!DASH!!」のファンらしい。
 社長に「鉄骨!DASH!!」のスタッフを紹介してもらおうとしたが、残念ながらロケ中で不在だった。そこで、3人は自力でロケ現場を探すため、街中へ。情報を入手するためにあるお店に入ると「さっきはお疲れ様でした。」などと言われてしまう。鉄骨スタッフの向かった場所を聞き出し、早速移動。

 国分と長瀬が向かった先は「證誠寺」。あの、たぬきの童謡でおなじみのお寺である。ここにTOKIQはいるのか?
 一方、山口は一人で別行動。以前見た鉄骨のVTRに出てきた漁師のおじさんを訪ねる。すると「この前はどうも!」などと言われてしまう。どうやらTOKIQと間違っているらしい。複雑な心境の山口。
 国分と長瀬は、まだお寺の中を捜索中。そして、川の方に出たその時、なにやら怪しげな人影を対岸に発見。TOKIQか!? 慌てて現場へ向かう2人。だが、すんでの所で取り逃がしてしまう。くやしがる2人。そこに山口合流。
 3人は最後の望みを掛け、鳥居崎海浜公園へ。しかし、鉄骨5人衆の現れる気配は全く無い。仕方ないが、ここでロケ中止。
 と、その時、長瀬、遠くの駐車場に人影を発見。車に乗り込む謎の男。それは松岡1号!!3人とスタッフは慌てて、走り去るその車を追いかける。長瀬、スタッフから渡されたデジカムを手に、必死に鉄骨を追うが見失ってしまう。「館山方面へ逃げた。」無念の長瀬。接触失敗。

 まだまだ謎の多い「鉄骨!DASH!!」。さらなる情報を求め、メンバーは鉄骨の謎を探り続ける。