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今回もスタジオに勢い良く、城島、太一、達也、松岡が駆け込んで来た。あとは、長瀬智也の登場を待つのみ。そして、少し遅れて、長瀬もやって来て、会場のお客さんに笑顔でご挨拶。しかし、彼の口から出てきたのは、明らかに日本語ではない言葉。これは、長瀬じゃないぞ! では、一体、誰? この長瀬風?の男は、さらに続けてこの言葉。 実は、このココの鉄腕スタジオ登場は、4月11日放送の木更津市で鉄骨ロケに遭遇した際に交わした、太一とココの約束が実現したもの。 早速、福澤からココに質問。「なんで、あなたがここにいるのですか?」。この問いに、相変わらずココは、どこかわからぬ国の言葉で答える。当然、メンバー、福澤、研さんは、全く理解できず・・・。また、福澤の質問をココが理解しているのかどうかも分からない。 そこで、今度は「出身地はどちらですか?」と質問を変えてみると、今度のココの答えは、「パマビアラ」。すると、松岡は「相模原(サガミハラ)?」と勘違い。 ココの言葉に頭を抱えるメンバー達。しかし、その後の言葉を越えたコミュニケーションの甲斐あってか、ココの出身は、「ミャンマー」だということが判明。つまり、彼が話している言葉はビルマ語だったのだ。 そこで、研さんはココにビルマ語らしき言葉で、年齢を質問。どうやら研さんによると、ココ28歳らしい・・・。しかし、この光景を信じられない福澤は、次は日本語で本当に28歳かどうかを確認。 すると「あっ そうよ!」と、なんとココは日本語で回答。これを聞いた福澤は大混乱に!! そして、どこからか長瀬の声が!! その声の先とは、なんと千葉県木更津市の鉄骨スタジオ。つまり、今回は「鉄腕」長瀬と、「鉄骨」長瀬がトレードされた状態。 そして、TOKIOとTOKIQの本格的交流が始まった。 ”松岡一号”こと尾形涼介君は、鉄腕スタジオにいる松岡本人に向け、お決まりのピースポーズ。”TOKIQリーダー”こと小輪瀬正行さんは、城島の動きと笑顔を鏡真似。長瀬とココは、ビルマ語と日本語で国を超越したコミュニケーション。似たもの同士に言葉はいらないのか? 達也は、鉄骨!DASH!!の”達也”こと小川和夫さん。(ちなみに、32歳ということがこの時、発覚!)に、「鉄骨DASH」の感想を伝えた。そして、太一は、”オンナ太一”こと惣複脇(そうふくわき)恵さんに、特技クラリネットを吹いてもらう。 こうして、着々と距離が縮まっていく鉄腕と鉄骨。さらに、この日は、”松岡2号”こと芹沢いくや君と、”松岡3号”こと木内洋介君も鉄骨スタジオに駆けつけており、1号と、3人で、カワイイポーズ「鉄骨3兄弟」を披露。 また、「鉄骨!DASH!!」では、一言も話さず、ただ笑っているだけの、”ナオコさん”ことミス木更津みなとの清藤奈緒美さんとの会話にも成功。すると、城島は、奈緒美さんに「TOKIOの中でタイプなのは誰?」とお約束の質問。しかし、気になる、その答え。奈緒美さんの選ぶそのお相手は・・・。 なんと、横に座っている長瀬智也だった。 それを聞いた長瀬は、思わずこの一言。「鉄骨最高!」。この瞬間、長瀬は完全に鉄骨メンバーの一人になった。 だが、「鉄骨!DASH!!」について、番組発見当初からの大きな疑問は残ったまま。その疑問とは、「一体、誰がこの番組を作っているのか?」ということ。しかし、長瀬は今回のこの鉄骨スタジオの訪問で、この謎を解くヒントとなりそうな重大な発見を2つした。1つは、「鉄骨!DASH!!」のTOKIQが座っている椅子は、深夜に放送されていた時代の「鉄腕!DASH!!」のセットをそのまま使っているということ。2つめは、スタジオのカメラマンさんが、同じく深夜の頃「鉄腕!DASH!!」を担当し、平成8年10月7日放送の「大空に舞え!巨大飛行機」で頭に紙飛行機の直撃をまともに受けた安藤廣一さんという名物カメラマンだったということ。 もしや「鉄骨!DASH!!」は、元鉄腕スタッフが制作しているのではないか? しかし、今回はそんな事は気にせず、日本テレビと木更津ケーブルテレビを二元中継で結び「鉄腕!&鉄骨! DASH!! DASH!!」と銘打ち、TOKIOとTOKIQで一緒に{ザ!鉄腕!DASH!!」を進行することに。 つまり、「鉄腕!DASH!!」に対する、「鉄骨!DASH!!」の感想が聞けるということ。
それを聞いた城島は、ちょっと自身ありげに、奈緒美さんにもう一度、この質問。「TOKIOの中でタイプなのは誰?」。しかし、奈緒美さんの答えは、やっぱり「長瀬君」。正直な感想を言ってくれた鉄骨メンバーでした。
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音楽の原点に立ちかえり、一人のストリートミュージシャンとして、夜の街で歌う、城島・太一・達也の3人。彼らの、目的は自分達で稼いだお金で、インディーズのCDを製作すること。通常CDを作るためには、大物アーティストであれば、300万円、インディーズ(アマチュアバンド)でも、100万円近くの費用が必要。 しかし、この金額を、ストリートライブで稼ぎ出すのは、不可能に近い。そこで、「全曲一発録音」でレコーディングをすることで、一番かかるスタジオ代を減らし、一気に費用を抑えることに。更に、その他の費用も最低限でまとめ、よりコストダウンを図る。 その結果、算出された1枚のCDを製作するのに、かかる費用は3万310円。 3人は、この金額を稼ぎ出すため、3ヶ月に渡り、福岡・横浜・東京でストリートライブを行い、やっとの思いで目標金額を達成。また、この間に3人はそれぞれのオリジナル曲も完成させた。 そして、ついにやって来たレコーディングの当日の4月某日夜。都内のあるスタジオを予約した3人。いよいよ、レコーディング。しかし、3人の予算、3万310円であると、たった15分しかスタジオを借りられない。その15分ちは、現在スタジオを使用中のミュージシャンの、休憩時間である。 その時、スタジオの前で待つ3人の前に、寿司が運ばれてきた。寿司を注文した主とは一体誰なのか? 気になる3人、スタジオの中をちょっとだけのぞいてみると、独特の声、直立不動の歌い方、スキンヘッドにサングラス、なんとレコーディングしていたのはサンプラザ中野さんであった。 有名ミュージシャンを前にして緊張する3人、しかし入念にリハーサルを繰り返し一発録音に備え、待つこと数十分、ついにサンプラザ中野さんが休憩に出てきた! 3人は早速、スタジオへのドアを開け、レコーディング。しかし、この瞬間から、スタジオの使用時間はカウント開始!残り時間は、15分。3人は、あわてて、マイクの前に立ち、それぞれが作ったオリジナル曲「君ともう一度・・・」チョビット・フォースター(太一作)、「今日もいい一日」ハデ・ヘンドリックス(城島作)、「日本人」デーブス・ブラウン(達也作)のレコーディングを始めることに。時間を気にしつつも、それぞれ今までのストリートミュージシャンとしての挫折や、喜びを思い出しながら、真剣な眼差しで熱く歌う。 そして、何とか時間内に完了し、続いては楽器や歌声バランスを整えるマスタリングという作業に。この工程で歌声がCDという形となる。しかし困った事にバンドの名前がない。そこで、城島の提案で、レコーディングの時間「15分」から、バンド名は、「15minutes」(フィフティーン・ミニッツ)に決定。 その後、完成した唯一のCDを持ち、音楽の聖地「博多」に再びやって来た城島と太一。この街でこそ、認められなければと、2人は、ここでオリジナルCDの売り込みをかける。しかし、それには絶対条件が・・・。それは、「TOKIOとバレないこと」。つまり、この挑戦は、あくまでも無名の新人インディーズアーティストとしての腕試しなのである。 そこで、TOKIOであるとバレないようにするために、番組が一人のマネージャーを用意。その人物とは、構成作家志望の 清 隼一郎(セイ ジュンイチロウ)22歳。今後は、彼がラジオ局やレコード店の担当者に電話交渉や、直接交渉を行うことに。 早速、城島と太一、つけひげやサングラスで変装し「15minutes」としての売り込み活動を開始する。そして、清マネージャーは曲をラジオで紹介してもらうため、ラジオ局の[LOVE FM」や「FM 福岡」に電話をかける。すると、担当の方がとりあえず会ってくれるとのこと。アポイントを取る事に成功し、まずは、順調な出だしを見せる。 約束の時間になり、「FM 福岡」の担当者平塚氏の元を訪ねる。が、残念ながら、平塚氏は不在らしく、清マネージャーが居合わせたディレクターにラジオで放送してもらえるように、交渉を開始。しかし、あまり良い印象を持ってもらうことができない。その後、他の若いディレクター2人にも、聞いてもらうが、個人的には気に入ってくれたものの、この時も放送してくれるという約束はしてもらえなかった。しかし、検討してみるという返事をもらい、望みを残す。 そして、福岡市内の大手レコードショップを回り、店頭に置いてもらうよう交渉。更に「LOVE FM」などを回り、曲を売り込み、積極的なプロモーション活動を展開し、1日目は終了。 その夜、太一と城島は翌日のロケ「一日で駅弁いくつ買えるか!?」のため京都へ。その間、清マネージャーは、一人福岡に残り、プロモーションの作戦を練る。しかし、前日訪れた「FM 福岡」から「オンエアはちょっと難しい」との連絡が清マネージャーのもとに・・・。ロケの最中にその報告を受けた太一と城島。雲行きが怪しくなり、途方にくれる。 その日の夜、ロケ終了後の太一は福岡に戻り、更なる売り込みを続ける。ここまで確実な売り込みの約束が一件も出来ていない。焦る太一。そこへ、ワラをもすがる思いで訪れた、福岡市中央区にあるレコードショップ「カメレオンレコード」で、なんと、3人のCDを委託販売という形で置いてもらえることとなった。 勢いに乗ってその足で再び「FM 福岡」にも売り込みへ。すると、当初の担当者であった平塚氏と会う事に成功。そして、交渉の末、「Booby Trap 〜とりあえず生」の火曜日、インディーズバンド紹介コーナで3人の歌の放送を考えてみるとの返事を得る。喜ぶ太一。しかし、約束はできないとのことでまだまだ先行きは読めない。 4月13日火曜日。この番組がOAされている深夜、城島・太一・達也が再び福岡に集まった。放送されるか、されないか分からない中で、車のラジオから流れ出る音に必死に耳を傾ける。しかし、なかなかインディーズバンドを紹介するコーナーは始まらない。聞き覚えがあるイントロが・・・と思いきやそれはV6の新曲。 待ちくたびれ、諦めかける3人。その時、DJから「はっきりいってフライング”!!」との声が!。身を乗り出す3人。 しかし、かかった曲は「ゆず」。インディーズ時代の「ゆず」の曲だった。自分達の音楽への取り組みをしみじみ振り返る3人。その時!! スタッフが探してきた、という紹介の後、DJの口から「15minutes」の「今日もいい一日」という紹介が! じっと聞き入る城島、太一、達也。ついに心を込めて作った自作の歌が公共の電波に乗ってみんなの耳に届いた瞬間だった。そして、嬉しいことに、放送されたと同時に電話やFAXで続々感想がラジオ局に届いたのだった。リスナーからの反共に応える形で、太一作の「君ともう一度・・・」も流れた! 自分の本当の実力に挑んだ3人。ストリートミュージシャンとしての試練、感動。感極まり言葉も出ない城島、太一、達也だった。 後日、スタッフがカメレオンレコードを訪ね、CDの売れ行きを密かに調べた結果、なんと「15minutes」のCDはこのお店のランキング「カメレオンチャート」で19位にランクインされていた。 |