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道路標識…。 これは、私達が安全に街を通行するためには欠かせないものであり、全国には、約1400万本も設置されている。しかし、一概に道路標識といっても、その中には、「規制標識」「指示標識」「案内標識」「警戒標識」と、その用途や目的によって4つの種類に分けられる。 その中の一つ、「警戒標識」は、全部で26種類あり、道路上に存在する危険や注意すべき状態をドライバーや歩行者に予告し、必要な減速や注意を促す標識である。そのため、この「警戒標識」は、人間が最も注意を引きやすいといわれる黄色と黒の配色で描かれている。 例えば、この警戒標識には、近くに小学校などがあり、子供に対する注意を促す「学校・幼稚園・保育所あり」や、踏み切りが先にあることを予告する「踏切りあり」がある。 そして、この警戒標識の中でも、気になる標識がある。それは… 「!」(その他の危険) このビックリマークを図案化した標識は、他の警戒標識では表現できない危険を注意すべき場所に設置されているものであり、その設置理由は「路肩軟弱・ふぶき注意・波しぶき注意」など様々。 しかし、今では、道路の整備が進み、この「その他の危険」は、ほとんど見ることのできない、幻の標識であるという。 そこで、この幻の標識「その他の危険」を、日没までに見つけだせるかに挑戦。 その探索の場所となったのは、街全体に道路が張り巡らされ、交通量が多く、思わぬところに危険が存在する大都会・東京と、切り立った断崖がある能登半島など複雑な地形を有する、自然豊かな石川。 そして、東京で「その他の危険」を探すのは、城島と達也の二人。一方、石川は、長瀬と太一のコンビで挑む。 そして、東京での「その他の危険」の設置理由は、鉄腕!DASH!!調査の結果、以下の5つに当てはまるのではないかと考えられる。それは、(1) トラックなどの出入りがある道 (2) 飛び出しの多い路地 (3) 信号のない六差路 (4) 地盤の軟弱な道 (5) 工場の多い地域。 一方、石川での「その他の危険」の設置理由は、 (1) 波しぶき注意 (2) 地すべり注意 (3) 見通しの悪い道 (4) なだれ地帯の4つと考えられる。 そこで、わかった設置理由だけをヒントに、朝10時、東京・石川の両チームは、幻の標識を求めての「宝さがし」を同時にスタート。 早速、地図を見ながら、設置理由と符合しそうな地域に目星をつけ、石川チームは、山や海岸沿いを走り、そして東京は、工場地域や交差点へ向かう。だが、両チームとも、午後になっても、ものの1つも見つけることができない。 また途中、何度も、黄色と黒で描かれた警戒標識を発見するが、どれも「その他の危険」では、無かった…。やはり、「その他の危険」は幻でしかないのか? もしや、このまま両チームとも、「その他の危険」を一つも見つけることができないまま、タイムリミットの日没を迎えてしまうのだろうか? はたして、東京ルートの城島・達也、そして、石川ルートの長瀬・太一は、日没までに、「その他の危険」を見つけることができるのであろうか…? |
東京チームは日本テレビ前、石川チームは小松空港前を、午前10時の時報とともに、両チーム同時にスタート。 まずは太一と長瀬の石川チーム。どこへ行けば見つけることができるのか、と長瀬が地図を広げる。その時、太一がなにやら巻物を広げた。そこに記されていた言葉とは、
大自然、石川県内の「その他の危険」の設置理由 これは、石川県における「その他の危険」の設置理由を番組が独自で調査したもので、このような条件の場所にこの標識は設置されているという情報をまとめたもの。これは、「その他の危険」を探す大きなヒントであった。 さっそく二人は、これをもとに作戦をたてる。「なだれがありそうで、波しぶきがかかる道もありそうだ」という太一の提案から、能登半島の先端を目指すことに決め、出発する。
大都会東京チームの、予想される「その他の危険」の設置理由 ヒントとなる設置理由から、めぼしいポイントを探すことに。城島が信号のない六差路に目をつける。地図を広げて探すと、鎌田付近で六差路を発見。大田区鎌田方面へ向かう。 その頃、石川チームは、太一の運転で能登半島を目指していた。警戒標識かと思って、黄色の標識にやけに反応してしまう太一と長瀬。 東京チームは、地図を見て、蒲田に七差路を発見する。そこを目指す途中には、道幅の狭い商店街などがあり、いかにも危険な雰囲気が。そして、目的の七差路に到着。そこで、フロントガラス越しに黄色の標識を発見! 城島が思わず「あったー!」と叫ぶが…それは子供の歩いている絵の描かれた「学校・幼稚園・保育所等あり」の標識だった。落胆する城島・達也。 石川チームは、砂浜を走ることができるドライブウェイを走行中だった。そこで海の家を発見し、「その他の危険」について聞いてみることに。しかし、ここでも「その他の危険」の情報は得られない。そんな二人の鼻先に漂ってくるよい香り…。実は、この店は、焼きはまぐり屋さんだったのだ。そこで、絶品焼きはまぐりを味わいながら一休みするマイペースな長瀬と太一。 東京チームは、六差路を求めて下北沢へ行くが、ここにも「その他の危険」は見つからなかった。そこで今度は、細い道が多く、路地が入り組んでいそうだということで江戸川区方面へ向かった。 似たような標識はよく目にするのだが、肝心の「その他の危険」が見つからない。必死の捜索を続ける石川チーム。と、その時、二人の目の前に現れたものは、初めて目にする幻の標識「その他の危険」! ついに海沿いの道で発見することができた。大喜びの二人は、この標識を前に、一個目の記念撮影。ここ、輪島市深見町にある「その他の危険」の設置理由は「地すべり地帯」であった。 日没まであと30分。東京チームは、多摩川の土手道を走っていた。この道は、設置理由のいくつかが揃っている。前方を確認しながら慎重に道を進めていたその時、ヘッドライトに反射してきらめく警戒標識を発見。そこには念願のビックリマークが! しかも上下線に1本づつ、計2本を発見。この場所は、大田区西本郷2丁目で、設置理由は「路肩弱し」。 結果、東京チームは、「その他の危険」の警戒標識を2個、石川チームは5個見つけだすことができた。 |
石川ルートだった長瀬くんと太一くん。ロケ途中、お腹がすいた二人は、とあるドライブインに立ち寄りました。すると、そこで『能登ラーメン』と呼ばれる、海苔やワカメのたくさん入ったラーメンを見つけたのです。早速、食べてみた長瀬くんと太一くん。すると、これがものすごく気にいった様子。どの位おいしいかって? それは、太一くんがロケ帰りにもう一度寄ってでも食べたいと言うほどのおいしさ。 |
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「人間の身長は、どのように伸びるのか?」 身長が伸びるというのは、「骨が成長すること」。 そして、この「骨の成長」が特に活発に行われる時期がある。それは、一生に一度しかない、人間の「成長期」。 この成長期は、一般には、小学校高学年から中学生の時期であり、そして、この時期には、例えば、男の子では、14歳の1年間で平均10cm、女の子では12歳の1年間で、平均8cmもの急激な身長の伸びがみられるという。 そこで、この伸び盛りである「成長期」の子供達が、太一の身長を目標に、5月5日の背比べの日までの2月からの3ヶ月で、どれくらい身長が伸びるのか?を実験。 すると、実験開始から約1ヶ月後の4月初旬の中間報告では、参加者の一人、アメリカ人のウッディー君が、この短い間で、3.8cmも伸びるという成長を見せた。やはり、成長期はすごい!! そして、今回。ついにやって来た、5月5日「運命の背比べ」の日。集まった子供達は、遠くから見ても大きくなった気がする…。早速、子供達は、太一・長瀬に、この3ヶ月間の結果報告。 それぞれが、独自の伸長法を実践し、身長を伸ばす事に成功していた。 そして、中間報告では、たった1ヶ月で「3.8cm」という参加者1番の伸びを見せたウッディー君の登場。一体、その後2ヶ月で、彼には、さらにどんな身長の変化が起きたのだろうか!? さらに、参加者の一人、猪上恵太郎くん(12歳)の口からは、驚くべき結果が!! というのも、なんと猪上君の身長は、156.9cmから162.9cmにまで伸びていたというのだ。 つまり、猪上君は、たった3ヶ月間で、5.4cmも伸びていた!! しかし、一体、なぜ、猪上くんは、こんなに背が伸びたのだろうか?実は、それには、ある秘密が…。 そして、今回の子供達の結果報告をまとめてみると、ある共通点が浮かび上がった。それは、子供達は、3ヶ月間のある時期に、みな目立って身長が伸びているということ。そのある時期とは… 「春休み」 でも、一体、なぜ「春休み」に、子供達の身長は伸びていたのか…? 今回のこの結果報告で、伸び盛りの子供達の驚くべき成長ぶりを目の当たりにした太一は、「あとは、子供達に追い越されるだけだね。」と正直な感想。 すると、長瀬はこんな太一に気になるこの台詞。 一体、この先生は、すでに成長期を終えた太一の身長をどのように伸ばそうというのか?はたして、太一の身長も伸びるのか? |
5月5日、運命の背比べの日。 子供たちの3ヶ月の結果報告を前に、まずは太一の身長を再度計ってみることに。結果、太一の身長は、3ヶ月前と変わらない165.7cm。 長瀬と太一が、一人づつ子供たちの結果報告を聞く。 広田麻衣さん(11才) 奥田雅人くん(12才) そして、中間報告ではたった1ヶ月で「3.8cm」という参加した子供たちの中で一番の伸びを見せたウッディー君。その後も驚異の伸びは続いているのか? …しかし、彼はあれから伸び悩んでしまっていた。伸び悩んだとはいえ、結果は、4.0cmアップの158.7cm。 猪上恵太郎くん(12才) そして、全ての子供たちの結果をまとめてみると、ある共通点が! 子供たちの身長は、この3ヶ月のある時期に、目立った伸びを見せていたのだ。そのある時期とは…「春休み」。 子供たちの驚異の伸びを目の当たりにした、もう身長が伸びない大人の太一は、ちょっと寂しそう。こんな太一に、長瀬が「太一くんでも身長を伸ばせる先生がいるんです」。 この長瀬の気になるセリフとともに登場したのは、多くの有名人・スポーツ選手などを治療した整体師、安藤一男先生。さっそく、先生による太一の身長を伸ばす試みが始まった。 まずは、膝のゆがみを直し、骨の縮みを伸ばす。悲鳴を上げる太一。先生は、そんな太一を無視して、曲がった首の骨を伸ばす整体治療を続ける。 そこで、子供たちにもやってもらおうと長瀬が提案。しかし子供たちは、太一の苦悶の表情を見て怖くなったのか、大脱走! この子供たちの驚異の成長を見る「身長実験」は、まだまだ続く。 |
この日のロケに、珍しく遅刻した太一くん。なぜなら、前日、ものすごく早く寝たから。なぜ、太一くんは早く寝たのか? それは、太一くんの考えでは、長時間寝れば、背骨が伸び、身長も伸びるのではと思ったから。だけど、この日は、少しばかり寝すぎてしまったようです。 |
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5月24日の放送があった翌日、福岡の街では、ある動きが起っていた。それは、インディーズレーベルを多く扱うカメレオンレコード前にできた長蛇の列。一体、何を求めて、人々は並んでいるのか? この長蛇の列をなした人々のお目当ては、ストリートミュージシャンとして稼いだお金で、インディーズCDの自主制作を達成した、城島・太一・達也の「15minutes」のCD。予想を上回るお客さんの殺到ぶりに、カメレオンレコードは大忙し。 そして、この15minutesのCDのすぐ横に、気になるジャケットのCDがひっそりと並んでいた。アーテスト名は、「ぴんく」。そして、タイトルは、「何度も夢の中でくり返すラブ・ソング」。彼らは、一体、誰なのか? 実は、この謎のユニット「ぴんく」には、驚くべき秘密が隠されていたのだった。 それは、遡ること約3ヶ月前。城島・太一・達也の3人がストリートで、CDの自主制作を目指し、懸命に歌っていた一方で、実は、もうひとつのユニットが動き出していた。 この謎のユニットは、その正体を隠すために、タイガーマスクなどの覆面をかぶっていた。だが、その覆面の下に見え隠れする顔は、どこかで見覚えがある!! そう、彼らの名は、長瀬智也と松岡昌宏。そして、なんともう一人は、プロデビュー30周年を迎えた、「日本のキング・オブ・ロック」こと忌野清志郎さんだった!!
そんな彼ら3人は、自らの音楽のみで勝負するために、覆面をかぶり正体を隠した。そして、彼らの第1のステップは、まずデモテープを作る事。 「ぴんく」のメンバーである松岡は、音楽の幅を広げるためにドラム担当ではなく、なんとベースを担当。初めて本気で握るベースネックに、音を拾う事に精一杯で、なかなか上手く弾けずに、苛立ちを隠せない松岡。しかし決して諦めず、曲に合わせて、必死に演奏の流れを掴もうと努力を重ねる。 そして約3週間後、ついに初めてのスタジオ練習がやってきた。 ギターとメインボーカルを担当する長瀬とベースとコーラスを担当する松岡は、それぞれの不安な所を、サポートメンバーである清志郎さんの仲間であるドラム担当のグリコさんとともに黙々と練習していた。 さらに、1週間後。スタジオ練習に2曲の「生みの親」である清志郎さんも加わって、メンバー全員での練習が始まった。全体練習第1日目のこの日は、清志郎さんから、長瀬と松岡がいただいた曲を、どれだけ自分達のモノにできたかを試す、初めてのテストでもある。 依然、続くこの日の練習は、すでに数時間が経過。そして、本日のシメとなる一曲を演奏し終え、清志郎さんは一言「ばっちりだよ。あと、100回練習すればね」。 その後も、長瀬と松岡は、デモテープ録音に向け、練習を重ねることで得られる自信を胸に、仕事の合間の時間も、清志郎さんが作ってくれた2曲に時間を捧げた。すると、徐々に松岡は、演奏と共に、コーラスもこなせるようになってきた。さらに、自分達の演奏を、試し録音し、自らをチェックすることも行った。 そんな練習の多さから、松岡の指には、努力の勲章であるマメが!! しかし、松岡はマメをつぶしながら、さらなる練習を重ねた。 そして深夜、長瀬と松岡が練習するスタジオに清志郎さんが現れた。清志郎さんの手には、あるものがしっかりと握られていた。それは…デモテ はたして、初めてのデモテープ録音は上手くいくのか? 「ぴんく」のメンバーは、今まで練習して、得られたこと、感じたこと、辛かったこと、そして、この歌への思いを込めて、ただ純粋に一生懸命に演奏し、歌った。そして…録音終了。 そこで、早速、完成したばかりのデモテープを聞いてみることに。 聞き終わって、清志郎さんは、優しく言った。「ばっちり、ばっちり」。 こうして、清志郎さんのサポートを受け、自分達の音楽性を高めるために動き出した「ぴんく」。歩き始めたインディーズバンドは、今、スタートラインに立ったばかり… |