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もうすぐクリスマス。サンタと並んで欠かせないのが、「ケーキ」。小さい頃ケーキ屋さんに行くといちごがのった定番のショートケーキから、オリジナルの珍しいケーキまでいろんなケーキがあって胸はずませたものだった。このケーキ全種類買って食べてみたい…と一度は思ったはず。それにしてもいったい何種類のケーキがあるのだろうか? ならばやってみよう! 東京「お台場海浜公園」のクリスマスツリーに集ったのは達也と太一。そして、今回はケーキ好きで知られる女性タレント、梶原真弓と川合千春も参加。達也は川合と太一は梶原と今回ペアを組み組むことに。ルールは、午前9時30分お台場をスタート。終了時間の午後10時までに、ケーキ何種類集められるかを競う。 まず達也・川合ペアは、「ケーキがたくさんあるのはやっぱおしゃれな街よ!」と、山の手ルートから攻める作戦。一方、太一・梶原ペアは、「数を稼ぐなら老舗の店が多い銀座!」と、こちらはケーキ屋とデパートが密集する銀座を目指す。 果たして、1日でケーキ何種類探せるのか? |
お台場ジャンボツリーの下に集った達也・川合ペアと太一・梶原ペア。ケーキを入れる巨大ケースを背負い、AM10:00、一斉にスタート!
まず達也・川合ペアは、おしゃれなケーキ店が並ぶ青山から代官山、そして自由が丘へと続く山の手ケーキゾーンを目指す作戦。青山の定番は「タルト」。サクッと歯ごたえがある生地と、やわらかい甘さが人気。そして、代官山なら「ムース」。舌の上でとろけるメレンゲが代官山の本流とされている。自由が丘には「パイ」「パンケーキ」など、1つのジャンルにこだわる専門店が多い。 2人は早速、南青山にある1軒目の「ドルチェ・マリリッサ」に到着すると、開店前の店先はいきなり行列! そこで達也が行列に並び、その間に川合が単独で他のケーキ店を探す作戦をとった。 一方、太一・梶原ペアは、梶原のリードで銀座へ向かった。ケーキの老舗と百貨店がしのぎを削る銀座で大量ゲットを目指す。まずは老舗の「不二家」に入ると、開店したてのショーケースには様々なケーキがズラリと並ぶ。早速、全種類注文し1軒目にして54種類ゲット! 移動中の車内では、梶原が1番食べたかった「ショートケーキ」を頬張り満面の笑み。太一もそれに続く。 その頃、南青山の達也・川合ペアは、開店待ちの行列に並ぶ達也の元に、巨大ケースを背負った川合が戻ってきた。川合は単独で「欧風菓子クドウ」を発見し、ケーキ25種類をゲットしていた。2人は行列に並びながら道端に座り込み、その場でケーキをパクつく! すると、AM11:00ようやく開店。そこではタルトを中心に16種類ゲット! 中でも達也が目をつけたのは、「パンプキンタルト」。カスタードの上にバターで炒めたパンプキンがのった、ヘルシーでまろやかな味。 一方、銀座の太一・梶原ペアは続いて入った「ダロワイヨ」で、バニラアイスにチョコレートを身にまとったハリネズミ怪獣「エリソン」をはじめ、豊富な品数で33種類ゲット! その他にもショーケースにはケーキ以外のおしゃれなお惣菜が並ぶ。そこで少しでも種類を増やしたい太一は「そこをなんとか」と店員さんに懇願する。 その頃、達也・川合ペアは青山で3軒目の「イルカミネット」に入るが、タルトのお店が続いた為、種類がダブってきた。それでも新たに8種類ゲット!そして、既にゲット済みの「洋梨のタルト」を見つけた川合は「名前を変えてくれませんか?」とこちらも店員さんに無理と知りつつお願い。 一方、銀座で順調に数を増やす太一・梶原ペアが、次に狙うは「デパート地下食品売場」。通称“デパ地下”には必ず有名洋菓子店の支店が軒を連ねている。そして2人は「三越」のデパ地下へと入ると、そこでは、三角帽子の形をした「モンブラン」、美しい雪山のような「アールグレイシフォン」、レアチーズにフルーツを飾った「エベレスト」、さらに、丸くかわいらしい「黒ゴマプリン」を見つけた太一、「鳩よけみたい!」 こうして、“デパ地下”で大量ゲットに成功した太一と梶原は、これまでの合計「270種類」。さすがに2人では持ちきれず、ここでケーキ好きの女性スタッフに持ち帰ってもらうことに。 その頃、達也・川合ペアは、青山から代官山へと移動。人気のお店を3軒まわり、「ムース」を中心に56種類ゲット! 合計100種類を超え、こちらも2人では持ちきれず、女性番組スタッフに持ち帰ってもらう。 続いて達也と川合は自由が丘へ移動。早速、「MAX」ではパイを中心に15種類、パンケーキ専門店の「花きゃべつ」では16種類、さらに、「パティストリーヒロアキ」では、食用の花を全体にあしらった「フラワーババロア」を発見。その他、「抹茶チーズケーキ」など20種類をゲット! こうしてスタートから4時間が経過し、PM2:00現在で、自由が丘の達也・川合ペアはここまで「156種類」、銀座の太一・梶原ペアは「270種類」と太一と梶原が大量リード! そして、まだまだ銀座での獲得を目指す太一・梶原ペアは、デザート専門店「銀座ぶどうの木」へ入った。この店では注文を受けてから作ってくれるので、出来立てをいただく為テーブルで注文。2人の前には16種類の豪華フランス料理のデザートが並ぶ。さらに、ワゴンで運ばれてきたのは「クレープ スフレ オ サバイヨン」。目の前でクレープをのせた皿にリキュールをかけ、火をつけてアルコールをとばす、フラッペというパフォーマンス付き。ケーキを超えたアツアツのクレープに2人は感激! その頃、達也・川合ペアは山の手ゾーンを経て、PM3:00横浜へ向かった。そして、中華街を通りがったところで「中華のケーキがあるかも!」と思い立ち、2人は探してみることに。そして、菓子専門店で聞いてみると、中華ケーキがあるらしい。それは、「月餅(ムーンケーキ)」。上質の餡を薄皮で包んだ芸術品。中味の種類も豊富で一気に中華ケーキ86種類ゲット! 一方、太一・梶原ペアはようやく銀座を離れ、主婦からの情報をたよりに亀戸へ向かっていた。果たして、亀戸にどんなケーキが待ちうけているのか? すると、移動中の車内で太一が何やら発見!そして着いた先で2人がそっと扉を開けると、そこは宴の真っ最中! なんと、そこは結婚式場! 太一と梶原は結婚式場で「ウエディングケーキ」をお裾分けしてもらう作戦にでたのだった。早速、主役である新郎新婦に交渉すると、快く了承してくれ、ケーキを切り分けてくれた。こうして、愛の結晶「ウエディングケーキ」をゲット! 一方、中華街を後にした達也・川合ペアは続いて元町の「サロンド・テ・コミヤ」で、クリスマスケーキをはじめ12種類ゲット! しかし、これ以上新たなケーキは望めないと判断した達也には、ある秘策があった。そして着いた先は新横浜駅。時刻はPM5:00、これから一体どこへ向かうというのか? その頃、亀戸に到着した太一・梶原ペアは、銀座のお店で会った主婦が教えてくれた「ミヨシヤ」に入る。二人が口にしたのは、なんと「味噌入りケーキ」。味噌を使ったヘルシーケーキ10種類をゲット! 早速味見する2人、初めての味覚に戸惑う。 タイムリミットまであと5時間となり、達也・川合ペアはここまで合計「264種類」、対する太一・梶原ペアは「287種類」と両チームほぼ並んだ! そして、太一・梶原ペアは再び珍ケーキを求めて移動。浅草で見つけた「ナガシマ」で出会ったのは、「プリントケーキ」。お客さんが持ち込んだ写真をコンピュータ処理し、特殊なシュガーシートに印刷してケーキに飾り付けてくれるという、何とも斬新なケーキ。もちろん写真の部分も食べられるのだ! しかし、このケーキは注文から完成まで、通常2、3日はかかってしまうという。今日中にどうしても手に入れたい2人は、数時間で作ってくれないかと必死の交渉。すると、熱意に負けた店員さんが作ってくれることに。果たして、プリントケーキ用に太一が渡した写真とは? プリントケーキを待つ間、太一と梶原は別のケーキを求めて上野のホテルパークサイド10階のスカイラウンジ「パークトップ」に入った。アダルトチックな雰囲気が漂うラウンジで、新たに7種類をゲット! 2人は夜景を見ながらケーキを食べ、しばし大人のムードを満喫。 そして、太一と梶原が再び「ナガシマ」に戻ると、念願のプリントケーキが完成していた。気になる写真のモデルは、なんと達也! しかも、顔の横には「太一 参りました!」と書かれている! 早速太一はナイフを取り出し、「参りましたって言え〜!」と、達也の鼻の部分をナイフでほじる。そして、口の部分を切り落として食べる! 一方、達也・川合ペアが珍ケーキを求めて着いた先は、名古屋。独特のアイデアで生まれた珍しい食べ物が揃う名古屋で、新たな種類を探す作戦にでた!時刻はPM7:00、早速、地元の人からの情報を得て「喫茶マウンテン」に向かうと、そこには珍ケーキを超えた珍品が? それは、いちごを練りこんだパスタに生クリームとフルーツがのった「いちごスパゲッティ」、そして、抹茶を練りこんだパスタに小倉と生クリームがのった「小倉抹茶スパゲッティ」。しかし、これはケーキに入るのか? 店長いわく「細長いケーキだと思ってもらえれば」 その頃、東京の下町を新ケーキを求めさまよう太一・梶原ペアであるが、次第にお店が閉まり出した。そして、まだ明りがついている「神戸ベル」に入るが、既に品切れ。落ちこむ太一と梶原を見て、店員さんが「製造工場ならあるかもしれない」教えてくれた。時刻はPM9:00、タイムアップまで残り1時間、果たして間に合うのか? 一方、名古屋の達也・川合ペアも急いで新たなお店を探していると、閉店間際の「サン・モリッツ」を発見! そこでは、「ブルーベリープリン」と、アンコとクリームが入った直径10cmの「元祖BIGシュークリーム」をゲット! その頃、太一・梶原ペアは神戸ベルの工場がなかなか見つからず悪戦苦闘! そして、タイムアップまで残り10分となり、ようやく発見! 恐る恐る工場の中へ入ると、ちょうどクリスマス用のケーキが置かれていた。さらに、その場で16種類を注文し、工場はいきなりフル稼動! 一方、名古屋の達也・川合コンビも、閉店間際の「ボルボ」を発見! すると、達也が店員さんに何やら問いかける。実は最初の青山で行列に並んで入る時、達也はこのお店に電話である注文をしていたのだ。そして運ばれてきたのは「似顔絵ケーキ」、しかも、ケーキの表面いっぱいにナオコさんの似顔絵が描かれていた! その他、ブタさんやカメさんの形をしたかわいらしいケーキなど、一気に23種類を注文。残り時間あと2分、2人はお勘定と包装を間に合わせるべく店員さんに必死のお願い。 そして両者、ギリギリでお勘定を完了したところでタイムアップ!! <記録> 結局、最後は太一・梶原ペアの逃げ切り勝ちとなった! |
・ロシアはウォッカの国。(ロシア弁で「ウォトカ」という) 今回のロケは、それをつくづく思い知らされることとなった。ロケ中だっつうのに現地スタッフは堂々とウォッカを持ち、グビグビあおりながら仕事をするのだ。彼らはまるで「ウォッカ駆動のロボット」だと思いつつ、おかげで帰りの飛行機に乗り損ないそうになったりして大変だった。 ・無事ロシアに入国できて一息したのもつかの間。両替所が閉まっていて円からルーブルに変換できないまま移動。途中、お店に寄るがもちろん円では買い物もできない...。飲まず食わずの二日間。 ・ロケハン〜ロケまで一週間、ほとんど車の中で寝たハードなロシア生活。帰国してからも体調不良。昨年のハワイ以上に辛いロケでした。日本では幻の魚といわれる鮭の仲間「イトウ」がそこらじゅうで釣れるのにはびっくり。川辺でモンゴル系の原住民が生でパクパク食べていました。 |
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人間に存在する「五感」。中でも、我々が普段の生活で最も頼っているのが、「視覚」。もしも、停電などで光が遮断され突然視覚が使えなくなったら…。
この状況で思い通りの行動をする事など、不可能なように思われるが、目の見えない人の中には、身の回りの物の位置関係などを完璧に記憶し、視覚以外の4つの感覚を最大限に駆使することによって、何不自由なく行動することができる。 また、先頃日本でDID(ダイアログ イン ダーク)と呼ばれる、暗闇の中での行動を学ぶプロジェクトが開催された。このプロジェクトの監修である、金井真介氏によれば、視覚の使えない状況下では、目の見える人でも、他の4つの感覚が高められるという。 ならばやってみよう! 人は真っ暗闇の中で行動できるか!? 今回の暗闇実験に参加するのは、長瀬と太一。実験に使用されるのは、とある1軒のビル。まず明るい状況で各部屋を確認後、全ての照明が消え、光の指し込む場所も完全にふさがれた真っ暗の状況下で、暗闇での行動を項目ごとにチェックしていきながら1階から屋上まで進んでいく その際、暗闇での行動のチェック項目としてあげた、4つの日常生活に基づいた行動(1)部屋着に着替える。(2)部屋の片付けをする。(3)料理をして食事をとる。(4)洗濯する。をそれぞれの部屋ごとにチェックしていく。 さらに、このビルには全20台の暗視カメラが部屋の至る所に設置され、その模様をモニターを通してに城島と金井氏が監視する。 真っ暗闇の状況下で、長瀬と太一はいったいどんな行動をとり、どのような過程を経て、視覚以外の4つの感覚を高めていくのか? |
地下室に揃った城島と金井先生、そして実験台の太一と長瀬。城島の合図で暗闇教習開始! 太一と長瀬はそれぞれの実験部屋へと向かった。 「教習部屋 その(1)」1階は1LDK、2階はワンルーム、そして生活用品など人が普通に生活できる環境になっており、2人には同じ条件の部屋をそれぞれ用意。 そして両者は暗闇時に備え、10分間の室内チェックを開始。 太一は触った物を声で確認しながら覚え込み、タンスの中身も一段ずつ入念にチェック。さらに、頭の中で部屋の間取り図をイメージしながら記憶し、実際に目を閉じて、手探りをしながらシミュレーションを試みる。 普段、人間が行動する時、視覚からの情報が全体の8割を占めており、室内チェックでは、視覚以外の感覚で物の配置や部屋の構造を覚えこむ事が重要と成る。 一方、長瀬はペットのハムスターに夢中。余裕なのか? そして、部屋の様子を確認するが、ただ見てまわるだけ。タンスの引出しもとりあえず開けてみるだけ。さらに、TOKIOのCD「愛の嵐」をかけて歌いだし、化粧台で髪をとかし始めてしまった。本当に大丈夫なのか? そして、10分が経過し、一斉に消灯! 真っ暗闇の中、スピーカー越しに本部の城島から出された教習課題は、「部屋の片付け」。実は、2人の部屋はあらかじめ散らかされており、それらを全て元通りにしなくてはならない。 長瀬がまず手探りで手にしたのはゴミ箱。しかし、それが何だか分からない。目を凝らして懸命に視覚で確認しようとしている。続いて、手探りで部屋中の雑誌をかき集め、マガジンラックを探してしまい込むことに成功。しかし、いきなりソファーにバタン! やはり、慣れない環境は精神的にも疲れやすいようだ。 一方、太一は手足の感覚を頼りに行動をとる。手にした物をギターケースと判断し、ギターをしまい込む。続いて、部屋に這いつくばって手足を伸ばし、部屋の距離を全身で測りはじめた。そして、この状況下ではしゃがんで行動するのが安全だと判断し、床をさすりながら前方へ移動。 さらに、太一も必死に目を凝らして前方を確認してみるが、やはり見えない。だが、その直後から太一の行動が的確になってきた。記憶を辿りながら雑誌をマガジンラックにしまい、ステレオコンポの中のCDをてきぱきとケースにしまい込む。先生によると、先ほど目を凝らして見ようとした時に、太一は視覚に頼る事を諦めた。その瞬間から視覚以外の感覚に集中できるようになったという。 こうして両者は部屋の片付けを終え、手探りでそれぞれ2階へ向かった。 そして、部屋の片付け状況を点検してみると、全体的にキチンと片付けた太一の部屋に対し、長瀬の部屋はいい加減。ソファーのクッションはバラバラで、化粧台のブラシやスプレーも出しっぱなしであった。 2階の部屋へ上がった両者に対し、城島から出された次の教習課題は、「着替え」。靴をスニーカーに履き替え、DASHジャージに着替えて次の階へ進めという指令。しかし、タンスの中には種類・色、様々なジャージが入っている。それぞれを見分け、上下お揃いの物を選ばなくてはならない。 2階の部屋は先ほどの1階に比べて行動スペースが広い。その為、長瀬はやっと慣れた空間から移ったことで、思うよう進めない。そしてタンスに辿りつくが、先ほどの感覚を忘れてしまい、引き出しにガンガン手がぶつかる。こうしてようやく着替え始めるが、選んだ上着は異常に小さい。 一方、太一にある変化が起きた! 1階の時と違い、現在触っているジャージに視線の方向が向いていないのだ。先生によると、これは、完全に視覚以外の感覚に集中しているという表れとのこと。そして2本ラインが入ったジャージを手の感覚で探し、着替え始めた。さらに、鏡の前へ移動し服装を整える。偶然か?見えるはず無いのだが? こうして着替え終えた太一は、スムーズに出口へ移動! 実は、最初の室内チェックで行ったシミュレーションで、壁の距離や高さを把握していた為、すんなり出ることができたのだ! そして3階に到着し、ジャージの確認。明りがつくと、「色が違う!」サイズは合っているが、上は白で下は紺。色までは見分けられなったよう。 一方、未だ2階にいる長瀬は、着替えた後の服を几帳面にハンガーに掛け、部屋を出ようとするが、太一の覚え方とは違い、間取りを感覚的にしか認識していないので、実際の距離や高さを把握しておらず移動にも一苦労。こうして長瀬も3階へ移動。明りをつけてジャージの確認をすると、サイズ・色共にバラバラ、上は紺で下は青。 そして、3階はまた新たに間取りが変わるため、太一と長瀬は再び10分間の室内チェック。 「教習部屋 その(2)」3階の部屋はワンルーム。一般家庭のキッチンをイメージした部屋になっている。 太一・長瀬共に、冷蔵庫を重点的にチェック。太一は材料を1つずつ丹念に確認。対する長瀬は、大好きな練乳を発見し、しばし実験を忘れて飲み込む。 そして、10分が経過し、再び真っ暗闇! 城島から出された教習課題は、「食事をする」。冷蔵庫の材料を使ってサンドイッチを作り、テーブルに座りふつうに食事をすることが求められる。 早速、行動を開始した太一は、まず冷蔵庫の材料を探り出した。手探りと臭いだけでハム、ソーセージ、マスタードと順調に材料を揃え、テーブルで調理開始! すると、突然「3分間クッキング」のテーマを歌い出した。先生によると、視覚が奪われている分、孤独度が増すので、音が欲しくなったのではという。 そして、ここから太一の驚異の行動が次々と飛び出す! 見えないはずが、包丁で器用にパンを切り分け、バターを塗る。次にソーセージのビニールを包丁でキレイに裂いて均等に切り分ける。普段から料理をしている太一であるが、目が見えないとは思えないほどの自然な振る舞いに、城島と先生も絶句! 続いてテーブルに置かれた缶ビールを、手探りなしで普通に手に取って飲む。さらに、冷蔵庫脇の調味料を探り出し、瓶の形で中味を一発で当ててしまった! 対する長瀬はホットドッグを作ることに。パンを探り出し、冷蔵庫の材料を順調に取り出して調理開始。太一の繊細な調理に対して、長瀬はワイルド! ソーセージは歯で切り開け、パンにのせる。そして、マスタードを塗りながら「ウィーン!」と声を合わせるが、パンの長さは見えないはずなのに、長さに合わせて声が止まった! だが、マスタードは塗れていなかった。 一方、太一は手探りで作ったサンドイッチを早速いただく。先生によると、味覚にもある秘密が隠されているという。サンドイッチの出来はいい加減だが、太一は見えていない分イメージで食べることで、普段より美味しく感じられるのだ。ここで再び驚異の行動! テーブルのティッシュを一発で探り当て、ここでもビールを普通に手に取って飲む。さらに、迷う事なくバターのフタを手に取って片付け。もはや、見えているのでは?と疑いたくなるほどの自然な行動! その頃、長瀬も完成したホットドッグを食べていた。すると、長瀬は自然に目を閉じている。これは、音を集中して聞く時に目を閉じるのと同様に、味に集中しているのだ。こうしてホットドッグ2本を食べ終えた長瀬は、冷蔵庫のペットボトルを取り出して一気に飲むが、中味が判らない? 飲んでいる物が見えない為、イメージが出来ず味覚だけでは判断できないようだ。 そして、食事を終えた両者は、それぞれ4階へと移動。 明るい部屋で一息つく太一は、物が徐々に見えている気がするという。3階の冷蔵庫で最初にハムを取り出した時は、全く見えなかったのだが、しまう時にはもう完全に分かっていたらしい。これも感覚が進歩している表れか? ここで両者は10分間、最後の室内チェック。 「教習部屋 その(3)」最後となる4階の部屋は1LDKで、先ほどと比べてドアが多く、家具やインテリアの位置も変わっている。 長瀬はタンスの中を重点的にチェックし、太一は浴室を特に細かく確認。 そして、10分が経過し、一斉に消灯! 城島からの最後の教習課題は、「洗濯と着替え」。今着ているDASHジャージを洗濯し、タキシードに着替えて表へ出るというもの。もちろん、ここでも種類・色は揃えなくてはいけない。 ジャージを脱いで浴室へ向かった太一、これまで自分の感覚に自信を持ってきたはずだが、バケツに水を入れようと取り出したのは、お風呂用のイスであった! 太一は気を取りなおし、ここでは洗濯板を使用して作業は順調に進む。 そして早くも洗濯を終えると、ジャージも素早く干し終えた。こうして太一は、最後の着替えにとりかかる。部屋の移動もスムーズになってきた。 一方、長瀬は脱いだジャージをいきなり干しだした? 本部の城島と先生にはその行動が理解できない。一体何をしようというのか? そして長瀬は手探りで浴室へ向かい、イスに腰をおろして考えた…「何をするんだっけ?」そう、目的をすっかり忘れていたのだ! そして、「あっ、ジャージだ!」ようやく思い出した長瀬は干したジャージをとりに戻る。どうやら暗闇になると、思考能力が普段とは変わるようだ。 そして、長瀬も洗濯板で順調に作業が進む。ジャージに水をかけながら、足で踏みつけて揉み洗いするという荒業を披露すると、「脱水OK!」しかしまだシャワーを止めておらず、ジャージはまたビチョビチョ。それでも気づかず、濡れたままのジャージを干し、洗濯終了? そしてタンスの場所へ移動し、タキシードに着替え開始! サイズと上下の組み合わせ、共にキチンと揃える事はできるのか? 目を閉じて神経を集中し、順調に着替え完了! こうして長瀬は、全教習課題を「1時間31分」で終了し表に出た! 肝心のタキシードは、白のワイシャツに赤の蝶ネクタイ、タキシードスーツは上が黒で下が白。しかも、下は裾が短く、靴は片方革靴の片方はスニーカー。 そして、城島と先生がいる地下本部へ戻ると、そこには既に太一の姿が! 実は太一、着替えもスムーズに終え、「1時間28分」でビルを脱出していた! 太一のタキシード姿は、黄色のワイシャツに金の蝶ネクタイ、スーツは上下黒でサイズもピッタリ。その姿は長瀬よりもきまっている! タキシード選びの際、太一は生地の感覚を頼りに、見事に種類を当てたのであった! 太一と長瀬の活躍に先生は大絶賛! 初めて入った部屋であるにも関わらず、感覚を働かせて課題をクリアした2人は、かなりのトップレベルだという。 しかし、本当の暗闇は予告なしに訪れます。その時、あなたはすぐに行動できますか? そしてスタジオのトーク時に、予告なしにいきなり真っ暗闇! 実は実験はまだ終わっていなかった! 最後は出演者全員、暗闇のセットから抜け出すのが課題。観客が騒然とするスタジオの中、松岡はすぐさまセットの隅へ移動。城島は手探りで冷静に通路へ進む。そして、ナオコさんは達也につかまってゆっくり進み、太一はなぜか上半身裸になりながらもスムーズに通路に進み、エンディングの番組コールを行ったのだった。 こうして、1999年最後の「ザ!鉄腕!DASH!!」は、真っ暗闇の中、無事?に幕を閉じたのであった! |