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時代はまさに情報化社会。情報伝達のツールも多岐にわたり、その中で活躍している1つが、「バイク便」。バイクの機動力と柔軟性を生かし、いち早く大事な書類などを届けてくれる。 一方、パソコンユーザーの多くが利用している「電子メール」。パソコン上で作成したメッセージを、回線を通じて瞬時に送ることができるため、伝達時間は大幅に短縮できるようになった。とはいえ、まだ不慣れな人も少なくない。ましてや初心者だったら…。 そんな2つの情報ツール。初心者がもしも同じメッセージを送るのだったら、どちらが早く届けられるのだろうか? ならばやってみよう! 今回参加するのは、達也と太一。2人はある文豪に会う為、箱根のあるホテルへとやってきた。そこにいたのは、脚本家の市川森一先生。「快獣ブースカ」でデビュー以来、「ウルトラマン」「傷だらけの天使」など、数々の人気ドラマの脚本を手がけた市川先生は、また新たなドラマの脚本を手がける為、ホテルにこもっての執筆作業に追われていた。 今回、先生は箱根のホテルから、東京池袋のサンシャインシティにいる、ある女優さんにまずは直筆で手紙を書く。先生直筆の手紙をバイク便・達也が受け取ったところで、そこから先生は初めての電子メールで、先ほど書いた手紙と同じ文章をパソコンで打ち、女優さんのパソコンに電子メールで送る。そんな市川先生はパソコン未経験。 太一は先生のフォロー役にまわり、電子メールとバイク便どちらが先に女優さんの元へ届けられるかを競う。 箱根のホテルから池袋のサンシャインシティまでの距離は、約120km。 |
早速、市川先生は女優さん宛の手紙を直筆で書きはじめた。 <先生が女優さんに直筆で宛てた手紙> 前略 完成した手紙は、便せん4枚に604文字で綴られている。太一が読み上げてみると、そこには難しい漢字が多く使われている。パソコン初心者の市川先生、同じ文章をパソコンにおこせるのか? そして、直筆の手紙をバイク便の達也が受け取り、市川先生と太一もパソコンの前に腰を据え、午後2時、一斉にスタート! バイク便ライダーに変身した達也、荷台のケースに手紙を入れ、箱根のホテルを出発。芦ノ湖畔を東へ進み、120kmに及ぶ長旅がはじまった!
一方、電子メールの市川先生と太一、まずはパソコンの電源を入れるところからはじめるが、先生はスイッチの場所が分からない。そして、サポートするはずの太一にも分からない。そこで先生は考えた…「普通、電源は右か左の端でしょ」と推測し、キーボードの端のキーを押してみるが、起動せず。他のキーやボタンを適当に押してみるが、全く動く気配がない。困った2人は、ここで解説書を読みはじめ、ようやく電源ボタンの場所を確認。ボタンは画面の下にあった。先生が押してみると、ついにパソコンが起動した! その頃、バイク便・達也は箱根の山越えの真っ最中だった。そして下りに入ると、早速渋滞に捕まった。そこで達也は、停車している車の左脇をすり抜けて進むが、大型バスに行く手を阻まれ思わぬ足止めを食らう! 一方、電子メールの市川先生と太一は、メール画面を開き、文章打ちに突入。すると、先生はキーボード上の1つのキーに「ひらがな」と「アルファベット」があることに気づいた。日本語をそのまま打ち込めば作成できると思っていた先生だが、今回はひらがな入力ではなく、一般的なローマ字入力で文章作成に挑む。ローマ字入力は慣れれば何かと速いのだ。 早速、1行目の「前略」の文字からスタート。太一がローマ字に置き換えて考えていると、難しいと思った先生は「拝啓にしようか」と、文章の変更を願い出た。すると、解説書に運良く前略の入力方法が書かれており、指示通りにZとEのキーを押すと、「ぜ」の文字が出た! 続いて「ZENNRYAKU」と押して「ぜんりゃく」と表示されると、次は緊張の漢字変換。恐る恐る変換キーを押すと、「前略」の文字に変換された! 2人は拍手で大喜び! すると先生、「ちょっと一服しようか」と、出足からお疲れの様子。 その頃、バスに前方をふさがれていたバイク便・達也であったが、バスが停留所に停まり、ようやくパス!
再び順調に走り出した。 スタートから40分が経過し、電子メールの市川先生と太一は、604文字中「13文字」を入力し終え、バイク便・達也は18km進んで箱根湯本付近を走行中。同じ頃、ゴール地点の池袋サンシャインシティでは、受け取り人の女優さんが両者の到着を気にしながら打合せをしていた。 そして、バイク便・達也は箱根の山越えを果たし、小田原厚木道路で厚木方面へと向かう。ところが、順調に飛ばすものの、秦野市に入ると急激に気温が下がり体が冷え込んできた。やはり、冬のバイク走行は寒さとの戦いとなる。 その頃、電子メールの市川先生は、右手人差し指のみを使い、着実に文章を仕上げて行く。そして、「こうして」の文字を「こうせて」と打ち間違えても、先生はバックスペースキーを使って修正。徐々に使い方もマスターして行く。 しかし、新たな難題にぶつかった! 「を」の入力方法が分からないのだ。通常、ローマ字入力では「WO」と押すのだが、先生は考えた…「うぉ、うぉ、うぉんてっど(Wanted)」。色々とヒントを考えた末に、「WOってやってみようか」と、正解に辿り着いた! こうして次々と難題をクリアして行く。 一方、バイク便・達也は伊勢原市を走行していた。渋滞にはまることもなく、順調に東名高速道路に入り一気に都内を目指す。 その頃、電子メールの市川先生と太一は、手紙4枚中、1枚目の終わりに差し掛かり、新たな難題にぶつかった。「ホテル」。カタカナの入力方法が分からない。通常、カタカナ入力はひらがなで「ほてる」と入力し、変換キーを押すと「ホテル」と変換される。すると、先生は「カタカナ」と書かれたキーを発見。しかし、これを押してしまうと、せっかく書いた文章が全てカタカナに変換されてしまうのではないかと思い、恐くて押せない。そこで、太一が解説書でカタカナ入力の方法を見つけ、ようやく入力に成功! こうして先生は、手紙1枚分を入力し終えた。 一方、バイク便・達也は、東名高速の海老名サービスエリアではじめての休憩に入る。かなり体が冷え込んだ達也は、缶コーヒーで体を温める。だが、ゆっくりしている暇はない。コーヒーを飲み終えるとすぐに出発! その頃、電子メールの市川先生と太一は、またしても難関に直面! 「拙作(せっさく)」という文字の「っ」の入力方法が分からない。そこで、サポートの太一は「っ」の文字を「ITU」と入力すれば出るのではとアドバイス。ところが、先生が打ってみると「いつ」という文字に。すると、先生は解説書で発見し「XTU」と入力すると「っ」の文字が出た! サポートの太一、立場なし。こうして「拙作」文字を打つことに成功! スタートから2時間30分が経過し、電子メールの市川先生と太一は残り「409文字」となり、バイク便・達也は川崎市付近を走行し、ゴールまで残り「38km」となった。 そして、バイク便・達也は、ついに東京都に突入するが、上りの渋滞に巻き込まれてしまった。達也は一般道に抜ける作戦を考えるが、渋滞のひどさに高速から降りることもままならない。 その頃、電子メールの市川先生と太一は、手紙4枚中2枚目の終わりに近づき、「山頭火」と打ち込もうとするが、先生は躊躇した。山頭火とは、大正から昭和にかけて活躍した日本の俳人であるが、その文字がパソコンに出るのか? そして、先生が打ち込んでみると、見事に「山頭火」の文字に変換された! 先生の感激ぶりをよそに、太一はあることに気づいた。先生の右手人差し指で打ちこむスピードが格段にアップしているのだ。山頭火の文字が出たことより、太一は先生の上達ぶりに驚いていた! 一方、バイク便・達也は、高速道路の渋滞を何とか回避し、世田谷区の用賀インターチェンジを降りて環状8号線で池袋方面へ向かう。時刻はPM4:45分、夕方ということもあり、一般道に入っても渋滞は続く。 スタートから3時間が経過し、電子メールの市川先生と太一は、残り「259文字」となり、バイク便・達也は環状8号線で世田谷区千歳台を走行中。ゴールまで残り「20km」。 渋滞に苦しむバイク便・達也は、脇道に入り、抜け道作戦に出た。遠回り覚悟で住宅街の路地を突き進む。そして、渋谷区笹塚を抜けて山手通りに出ると、新宿の高層ビルを望みながら、豊島区方面へ進む。しかし、この通りも渋滞。ゴールの池袋まで渋滞との戦いになるのか? 一方、電子メールの市川先生は続いて「?」マークの入力方法につまずいた! サポートの太一に助けを求めるが、肝心の太一は、こっそり抜け出してホテルの喫茶店でケーキを頬張っていた! 先生は「?」マークの入ったキーを見つけるが、押しても出てくるのは「・」マーク。実は、「?」マークを表示するには、シフトキーを押しながら「?」キーを押さなくては出ないのだ。思わぬ足止めに苛立つ先生の元に、ようやく太一が帰ってきた。そして、太一が解説書をめくりながら、先生は何とか「?」マークの入力に成功した! スタートから4時間が経過し、電子メールの市川先生と太一は、残り「146文字」となり、バイク便・達也は中野区中野坂上付近を走行中で、ゴールまで残り「12km」となった。 しかし、ここで問題発生! 池袋で両者の到着を待つ女優さんは、次の仕事があるため、あと30分しか待てない。果たして、間に合うのか? その頃、電子メールの市川先生に新たな変化が起きた! 右手人差し指のみで入力していた先生が、なんと左手人差し指も使うようになったのだ! これで一気にスピードアップ! 手紙4枚中3枚目が終了し、残り1枚分となった。 一方、山手通りを走るバイク便・達也は、新宿区上落合付近を走行。相変わらずの渋滞に苛立つが、交差点を過ぎると、途端に道が空いた! そして、豊島区に突入すると、右手にゴールであるサンシャインが見えた! 電子メールより早く手紙を渡したい達也は、赤信号に捕まると、時間がもったいないとバイクを降り、押して進む。 こうして、達也はようやくサンシャインシティに到着! 手紙の受け取り人である女優さんがいるのは、ビルの8階。急いでエレベーターに乗り込む。 果たして、先に到着するのはバイク便か? 電子メールか? そして、待ち受ける女優さんとは、一体誰なのか? バイク便・達也が女優さんの待つ部屋を発見し中へ入ると、そこで待っていた女優さんは、竹下景子さんだった! 達也は竹下さんに手紙を渡すと、気になる市川先生のメール状況をチェック。早速、竹下さんにパソコンを見せてもらうと…なんと、電子メールは既に到着していた! 実は、達也が到着する15分前、市川先生は文章を打ち終え、竹下さんのパソコンに送信していたのだ! 市川先生と太一は送信と同時に、電話で竹下さんに確認。先生は初めての電子メールにして、竹下さんと「メル友」になった! 箱根のホテルにいる市川先生と太一、そして、池袋サンシャインの達也、両者は電話でお互いの健闘を称え合った! <記 録> こうして、2つの手紙は無事に竹下さんの元に届けられた。 |
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現在、日本で生活している外国人の数は、約151万2千人。その数は年々飛躍的に増加している。彼等の多くは専門的な技術を持ち、その能力を生かせる職場として日本を選び移り住んでいる。それに伴い、子供達も急増。9歳以下の小さな外国人は、約11万4千人にも達している。 未だ日本に慣れていない外国人の子供達は、見知らぬ場所からお家に帰る事ができるのだろうか? ならばやってみよう! 東京・上野動物園に現れたのは、松岡と長瀬。今回はこの2人が子供達のサポート役にまわる。 まず長瀬がサポートするのは、ナターシャ・スタウトちゃん6才。アメリカユタ州出身の、ちょっぴり人見知りのおとなしい女の子。お父さんはコンピューターのコンサルタントをしている。 一方、松岡がサポートするのは、ラファエル・シノハラくん5才、通称ハーファくん。明るくやんちゃなハーファくんに松岡が英語で話しかけてみると…通じない? ハーファくんは日系ブラジル人である両親を持ち、ブラジルで生まれ育った。よって、使うのはポルトガル語。お母さんはブラジル人学校の先生をしており、お父さんもプラスチック工場に勤務している。英語の通じないハーファくんに、松岡はジェスチャーでコミュニケーションをはかる。 ナターシャちゃんとハーファくん、一緒に来たお母さんとはしばしのお別れ。初対面である松岡と長瀬のサポートを受けて、各々のお家を目指す。松岡と長瀬は子供達とあらゆるコミュニケーション手段をとり、子供達の記憶から手がかりを探る。 果たして、ナターシャちゃんとハーファくんは、無事にお家へ帰る事ができるのか? |
長瀬&ナターシャちゃんペア、松岡&ハーファくんペア、両者は2手に別れ、それぞれのお家を目指してスタート! まず松岡は、ベンチに座ってポルトガル語の本で勉強をはじめた。そして、カタコトのポルトガル語でハーファくんに挨拶「はじめまして、お会いできてうれしいです」と伝えると、ハーファくんも握手で応え、2人はすぐに仲良し。 一方、長瀬とナターシャちゃんは、まずはお友達になる為、一緒に園内を散策。しかし、いくら長瀬が話しかけても、シャイなナターシャちゃんは中々応えてくれない。そこで長瀬は、ナターシャちゃんの気を引くため、仲良し作戦に打って出た。2人は売店へ行き、長瀬はナターシャちゃんお気に入りのパンダのぬいぐるみをプレゼント。長瀬は代金の1,380円を自腹で支払う。 さらに、ナターシャちゃんはおやつも食べたそうだったため、長瀬はおやつを一緒に食べてコミュニケーションをとることにした。おやつ代の1,206円も長瀬の自腹。そして、おやつを食べながら長瀬はスケッチブックを取り出した。ナターシャちゃんにお家や近所の絵を描いてもらい、お家のある場所を特定するヒントを探ろうというのだ。 一方、松岡とハーファくんも、お絵かきの真っ最中。ハーファくんが描いたのは、細い棒のような物が曲がりくねったグレーの物体と、青い屋根らしき建物。さらに、カラフルなUの字がいくつも重なったもの。これらがお家の手がかりとなるのか? そして、松岡が質問をすると、ハーファくんが「ホンジョ」という言葉を繰り返す。それがハーファくんのお家と関係あるのか? しかし、「ホンジョ」が地名だとすると、東京近郊には「本所」「本城町」「本城」「本庄」など、4ヶ所が浮かび上がる。さらに似た発音まで含むと、絞りきれないほどの数になる。そこで、松岡は地図で地域を特定し、上野から一番近い墨田区「本所」へ行ってみることにした。 その頃、長瀬とナターシャちゃんも絵が完成した。そこには、大きな楕円の中に黄色の生物らしき物体。そして、楕円の周りを人々が囲み、さらに絵の端には茶色の生物のような物が描かれている。長瀬まず、茶色の生物のことを聞くと、それは「馬」らしい。長瀬は考えた、馬と言えば…「大井競馬場」そして、「キムタク?」。しかし、馬がいるところは東京だけでも競馬場や乗馬スクールなどいろいろ。ひとまず長瀬は、楕円を競馬場と推理して、大井競馬場へ向かった。
その頃、長瀬とナターシャちゃんも電車で大井競馬場に到着していた。しかし、ナターシャちゃんに競馬場の建物は見覚えがないようだ。そして、馬を見に行ってみるが、やはり反応はなく、この場所ではなかった。 さらに長瀬は、その場で他に馬のいそうな場所を電話で探ってみるが、やはり多すぎて絞り込めない。そこで、ナターシャちゃんにお家の近くを走っている電車の色を聞いてみると、「シルバー&レッド」と応えてくれた。それは東横線だ! この新たな手がかりで考えると、馬もいる目黒区の碑文谷公園が浮かび上がった。すぐさま2人は、東横線学芸大学駅を目指して移動。 一方、墨田区本所を歩く松岡とハーファくんは、手がかりである青い屋根のお家を発見した。しかし、ハーファくんの反応はなく、この家ではないようだ。すると、ハーファくんが「サティ」という言葉を発した。それも手がかりか? 松岡はその言葉をヒントに「サーティ?30?」など、ひねって考えてみるが答えに結びつかない。そして、やんちゃなハーファくんは、じっとしているとすぐに飽きてしまうため、2人はひとまず上野へ戻ることにした。 その頃、東急学芸大学駅に着いた長瀬とナターシャちゃん。手をつないで歩くも、おとなしいナターシャちゃんは、なかなか長瀬に打ち解けてくれない。 一方、上野駅に戻った松岡とハーファくん。すると、ハーファくんが高崎線に反応を示した! 高崎線で来たのか? そして、きっぷ売場で高崎線の路線図を見てみると、「ホンジョ」に似た「本庄駅」があった。目指すは埼玉県本庄市! その頃、長瀬とナターシャちゃんは、目黒区の碑文谷公園に到着した。そして、乗馬のポニーを発見するが、ナターシャちゃんの反応はイマイチ。またしてもハズレか? 気をとりなおし、長瀬はナターシャちゃんをポニーに乗せてあげた。実は、これもナターシャちゃんと仲良くなるための、長瀬の仲良し作戦である。長瀬はここでも1回100円の乗馬料金を自腹で支払うが、それでもナターシャちゃんは打ち解けてくれず、仲良し作戦はまたしても失敗! 一方、松岡とハーファくんは、埼玉の本庄駅に到着すると、ハーファくんが「ココ!」と日本語で答え、「ヤッター!」とガッツポーズを。本庄なのか? すると、駅前でデパートの「サティ」を発見! ハーファくんが言っていた「サティ」とは、デパートを指していたのか? さらに、松岡はあるものに気づいてスケッチブックを取り出すと、ハーファくんが描いた細く曲がりくねった物体は、駅前のオブジェだった。松岡は本庄で間違いないと確信した! 続いて、ハーファくんが松岡の手を引いて指差したのは、バス。ハーファくんは本庄駅までバスに乗ってきたようだ。しかし、本庄駅発着のバスは「鬼石行き」と「児玉車庫行き」の2ルートがあり、どちらか分からない。すると、ハーファくんは自信を持って「コレ!!」と、1台のバスを指差した。本当に合っているのか? 2人はとりあえず乗りこんで出発。すると、ハーファくんはここでもしつこく「サティ」と繰り返す。さっき見つけたはずだが…。 その頃、碑文谷公園の長瀬とナターシャちゃんは、依然として会話もなく、ベンチに座りこんでいた。ここで長瀬は、スケッチブックの大きな楕円の正体を訊ねると、「パンド(池)」だと言う。東急線沿線で池がある公園を地図で探すと、現在地である碑文谷公園以外に3ヶ所もある。長瀬は1つずつ名前を読み上げて、ナターシャちゃんの反応を見てみると、「洗足池公園」の時に笑顔でうなずいた! ナターシャちゃんは、ようやく長瀬に心を開いてくれたのか? そこで長瀬は、すかさずゲームセンターへ行き、一緒にプリクラ撮影。ダメ押しの仲良し作戦に出た! 1回300円、またも長瀬は自腹。すると、ナターシャちゃんが長瀬におねだりをはじめた。UFOキャッチャーの中にいるウサギの人形が欲しいと言うのだ。そこで長瀬は挑戦! 1回200円、またも自腹で勝負にでると、なんと1回目でゲット! こうして、笑顔になったナターシャちゃんと長瀬は、大田区の洗足池公園を目指して仲良くバスに乗りこんだ! だが、しばらく走ると窓を眺めるナターシャちゃんをよそに、長瀬は眠ってしまった。そこへ、洗足池到着のアナウンスが流れた。このまま通りすぎてしまうのか? すると、ナターシャちゃんが気づいて長瀬を起こしはじめた。そして2人はバスを降り、洗足池まで歩く。ナターシャちゃんのお家はもう目の前なのか? 同じくバスで移動中の松岡とハーファくん、すると、ハーファくんが外の景色に反応し、勝手にボタンを押してしまった。とりあえず降りてみると、ハーファくんが駆け出した! と、松岡が何やら発見! 食事処のテントに大きく書かれた名前は「太一」。松岡は一言「変な名前だな!」。 そして、行く手にU字のブロックが積み上げられた場所を発見! これがスケッチブックに描かれた、Uの字が重なった物体の正体だった。さらに進むと、ハーファくんは勝手に大型スーパーの中に入ってしまった。そして着いた場所は、ゲームなどが置かれた遊び場であった。 一方、長瀬とナターシャちゃんは洗足池公園に到着。そして、絵と一致する物を探してみると、馬の絵は、馬の銅像のことであった。さらに、楕円の中にいる黄色い生物の正体は、スワンボートだった。長瀬はここで間違いないと確信! そして、安心した2人はスワンボートに乗り込んだ。これが長瀬の最後の仲良し作戦。30分800円の料金、これも長瀬の自腹。結局、長瀬の1日の自腹合計額は、3,986円となった! そして、スワンではしゃぐ2人は、もはや仲良しを飛び越えてラブラブ状態。 その頃、スーパーにいる松岡とハーファくんは、遊び場でモグラたたきゲームに夢中。どうやらこの遊び場は、ハーファくんがママと買い物に来た時に立ち寄っている場所のようだ。そして、ひと通り遊んだところで、ハーファくんがようやくお家を目指して動き出した! すると、途中で絵に描かれた青い屋根の建物を発見!そして、ハーファくんは1軒のアパートの中に入った。松岡が建物に書かれた名前を見ると、「メゾン幸」。そう、ハーファくんがしきりに叫んでいた「サティ」とは「幸(さち)」のことだった。そして玄関を空けると、ママがお出迎え! ハーファくんは無事に到着し、親子で抱き合った! 一方、洗足池の長瀬とナターシャちゃんも、ナターシャちゃんが長瀬の手を引いて走り出した。そして1軒のお家へ入ると、ママがお出迎え。ナターシャちゃんも無事に帰宅! 長瀬も一緒にお宅におじゃまして一息。お別れの前に、長瀬はナターシャちゃんに、ほっぺにチューしてとお願い。しかし、やっぱり恥ずかしがりやのナターシャちゃん、代わりに抱き合ってお返し。 そして、松岡とハーファくんにもお別れの時が来た。ハーファくんから松岡にお礼のプレゼントを手渡し、お別れの握手をすると、ハーファくんは別れを惜しんでいじけてしまった。困った松岡はハーファくんが泣き止むのを待って、落ち着いたところで手を振ってお別れをした。 <結果> 日本に住む2人の外国人の子供は、記憶を頼りにお家へ帰ることができた! |